お正月のしきたり
お正月の準備は12月13日の正月事始めから始め、飾りは28日ごろまでに整えて、松の内が明けたら外すのが一般的です。
松の内は関東で1月7日、関西で1月15日までとする地域が多く、鏡開きは1月11日が中心ですが、関西では15日、京都では4日とする家もあります。
お正月の区切りと2027年の日付
| 項目 | 考え方・補足 | 出典 |
|---|---|---|
| 三が日 | 1月1日(金)から3日(日)。正月の中心の三日間です。 | 国立天文台 暦要項 令和9年(国民の祝日・朔弦望) |
| 松の内 | 関東では1月7日(木)、関西では1月15日(金)までとする地域が多くあります。 | 国立天文台 暦要項 令和9年(国民の祝日・朔弦望) |
| 七草(人日の節句) | 1月7日(木)。七草粥を食べる日です。 | 国立天文台 暦要項 令和9年(国民の祝日・朔弦望) |
| 鏡開き | 1月11日(月)が多く、関西では15日、京都では4日とする家もあります。 | 国立天文台 暦要項 令和9年(国民の祝日・朔弦望) |
| 小正月 | 1月15日(金)。どんど焼きや小豆粥の日で、女正月とも呼ばれます。 | 国立天文台 暦要項 令和9年(国民の祝日・朔弦望) |
| 二十日正月 | 1月20日(水)。正月の祝い納めの日とされ、地域によっては鏡開きをこの日にします。 | 国立天文台 暦要項 令和9年(国民の祝日・朔弦望) |
お正月と一口に言っても、元日から数日で終わるわけではありません。三が日、松の内、小正月、二十日正月と、少しずつ日常へ戻っていく段階があり、どこで区切るかは地域や家によって違います。2027年は元日が金曜日で、三が日は週末に重なり、成人の日の11日が鏡開きの日と重なります。
飾りをいつ出していつ片付けるかは正月飾りはいつからいつまで?に、外したあとの扱いは正月飾りの捨て方と処分にまとめています。地域を選ぶと目安の日付が出る表もそちらにあります。
門松・しめ飾り・鏡餅の役目
門松は、年神様が家を訪れるときの目印とされる飾りで、玄関や門の両脇に一対で立てます。松は冬でも葉を落とさないことから、変わらぬ繁栄を表すと考えられてきました。マンションなどでは、小ぶりの門松や松の枝を玄関に飾るだけで済ませる家も多くあります。
しめ飾りは、しめ縄に橙や裏白などを添えたもので、玄関の扉の上や正面に掛けて、その内側が年神様を迎える清らかな場所であることを示します。鏡餅は、迎えた年神様が宿るところとされ、家の中に供えます。重ね方や置き場所は鏡餅の飾り方、神棚と仏壇の扱いは神棚と仏壇の正月飾りで説明しています。
お正月のしきたりの由来
お正月の行事の多くは、新しい年の実りと家族の無事をもたらす年神様を家に迎え、もてなし、送り出すという考え方から生まれたと言われています。飾りは迎えるための準備、おせちやお雑煮はもてなしと神様と同じものをいただく食事、鏡開きやどんど焼きは送り出しの区切りにあたります。
こうした流れを知っておくと、「なぜ31日に飾ってはいけないのか」「なぜ鏡餅を包丁で切らないのか」といった細かな決まりも、ひとつながりの考え方として理解しやすくなります。
三が日の過ごし方と食べ物
元日から3日までは、掃除や刃物を控えるなど、昔から伝わる言い伝えがいくつもあります。どこまで守るかは家ごとに違い、今は気にしない家も増えています。言い伝えの中身と由来は正月三が日とはに、おせちの品の意味やお雑煮の地域差、お屠蘇を飲む順番は正月の食べ物にまとめました。
鏡開きの日と、割った餅のおいしい食べ方は鏡開きはいつ?で紹介しています。家族で楽しめる羽根つきやかるたなどの由来は正月の遊びと由来にあります。
喪中の年、初めてのお正月、挨拶
身内を亡くした年は、正月飾りやお祝いの料理を控えるのが一般的ですが、何をどこまで控えるかは家族で決めて構いません。考え方の整理は喪中の正月の過ごし方にあります。
赤ちゃんが生まれて最初に迎えるお正月は初正月と呼ばれ、男の子には破魔弓、女の子には羽子板を贈る習わしがあります。贈る人やお祝い金の目安は初正月のお祝いで、年始回りの作法や目上の人への言い方は正月の挨拶で確かめられます。2月に迎える旧正月の日付と各地の祝い方は旧正月2027はいつ?にまとめています。
初詣・お年玉・年賀状・寒中見舞い
お正月に合わせて準備することはほかにもあります。参拝の作法と行く時期は初詣のマナーと作法、子どもへの金額の目安やポチ袋の書き方はお年玉のマナー、年賀状の文面は年賀状の文例と書き方で扱っています。松の内を過ぎてから季節の便りを出すときは寒中見舞いに切り替えます。
よくある質問
- お正月はいつまでのことを言いますか。
- 一般的には松の内までをお正月とする人が多く、関東では1月7日、関西では1月15日までです。小正月の15日や二十日正月の20日までを含める考え方もあります。
- マンションで門松を置く場所がないときはどうしますか。
- 玄関の扉にしめ飾りを掛け、室内に鏡餅を供えるだけで済ませる家が多くあります。共用部分に物を置けない決まりがある建物では、管理規約を確かめてから飾ります。
- 正月飾りは毎年新しくするものですか。
- しめ飾りや門松は年神様を迎えるための飾りなので、毎年新しいものを用意し、使ったものは松の内の後に納めるのが一般的です。繰り返し使える置物の飾りは、しまって翌年も使う家があります。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。
2026年末から2027年1月の曜日と祝日:国立天文台 暦要項 令和9年「国民の祝日」「日曜表」(成人の日1月11日、2026年10月16日確認)。