しきたりノート

初詣のマナーと作法

初詣は松の内までに、鳥居で一礼し、手水で清めてから二礼二拍手一礼でお参りするのが一般的です。

松の内は関東で1月7日、関西で1月15日までとする地域が多く、身内を亡くして間もない忌中の人は神社への参拝を控えます。作法は神社ごとに違いがあるため、現地の案内があればそちらに従います。

初詣の流れをひととおり知る

新しい年に初めて社寺へお参りすることを初詣と呼び、一年の無事を願ったり、前の年の感謝を伝えたりする場になっています。神社では、鳥居をくぐって参道を進み、手水舎で手と口を清め、拝殿の前でお賽銭を納めてから拝礼するのが基本の順番です。細かな手順と、神社本庁や東京都神社庁の案内でどこまで確認できるかは、初詣の参拝の作法で順を追って紹介しています。

拝礼は二礼二拍手一礼が広く知られていますが、出雲大社や宇佐神宮のように四回手を打つ神社もあります。お寺に初詣に行く場合は拍手をせず、静かに手を合わせるのが一般的です。

いつまでに行けばよいか

一般的には、門松を飾っておく松の内までに参拝すれば初詣とされます。松の内を過ぎてしまっても、1月中や節分までにお参りすればよいとする考え方もあり、2027年の節分は2月3日です。期間の地域差や混雑を避ける時間帯は初詣は何日まで?に、六曜を気にする人に向けた日付の一覧は2027年の初詣に良い日にまとめました。

「この日に行ってはいけない」という決まりが神社の側にあるわけではありません。気になる人は初詣に行ってはいけない日はある?も参考にしてください。

喪中・忌中の年の初詣

家族を亡くした年は、初詣に行ってよいか迷う人が多いところです。神社本庁は亡くなってから五十日までを忌とし、その間は神社への参拝を控えるとしています。忌が明けていれば喪中でも参拝してよいとされ、お寺への参拝についての考え方はさまざまです。詳しくは喪中の初詣は行ってよい?で説明しています。

お賽銭・おみくじ・お守り・服装

お賽銭の額に決まりはなく、5円を「ご縁」とする語呂合わせは昔から親しまれている俗説です(お賽銭はいくら?)。おみくじは結んで帰っても持ち帰ってもよいとされ(おみくじは結ぶ?持ち帰る?)、前の年のお守りやお札は授かった神社に納めるのが望ましいとされます(お守り・お札・破魔矢の返納)。服装は普段着で構いませんが、昇殿して祈祷を受けるなら改まった服を選びます(初詣の服装)。

厄年の年に厄除けを受けるとき

項目考え方・補足
厄除けの祈祷は申し込みが必要厄除けや厄払いの祈祷は、社務所や授与所で申し込みます。混雑する時期は受付時間を事前に確かめます。
初穂料の目安は初穂料のページへ祈祷の初穂料の金額と、のし袋の書き方は初穂料のページでまとめています。
祈祷を受けるときの服装昇殿して祈祷を受けるため、改まった服装が一般的です。

初詣に合わせて厄除けや厄払いの祈祷を受ける人も多くいます。祈祷は授与所や社務所で申し込み、初穂料を納めるのが一般的です。金額の目安とのし袋の書き方は初穂料・玉串料のページを参照してください。自分が厄年に当たるかどうかは、ページ下の関連サイトの早見表で確かめられます。

小さな子どもと出かけるとき

項目考え方・補足
ベビーカーと混雑参道の砂利や石段でベビーカーが使いにくい神社もあります。抱っこひもを用意すると安心です。
お宮参りとの違いお宮参りは生まれた子の健やかな成長を願って氏神に参る行事で、初詣とは別に行うのが一般的です。

三が日の昼前後は境内が大変混み合うため、小さな子ども連れなら時間をずらすと落ち着いてお参りできます。生まれたばかりの赤ちゃんの健やかな成長を願う参拝はお宮参りと呼ばれ、初詣とは別の行事です。時期や初穂料はお宮参りの初穂料で紹介しています。

よくある質問

初詣は神社とお寺のどちらに行けばよいですか。
どちらに参拝しても初詣とされます。地元の氏神様や、毎年お世話になっている社寺に参る人が多いです。
一年に何か所も初詣に行ってもよいですか。
複数の社寺にお参りしても差し支えないとされます。それぞれの作法に合わせて丁寧に参拝します。
二礼二拍手一礼はどの神社でも同じですか。
多くの神社はこの作法ですが、出雲大社や宇佐神宮のように四拍手の神社もあります。現地の案内があればそれに従います。
喪中の年は初詣に行けませんか。
神社本庁の考え方では、控えるのは五十日までの忌中で、それを過ぎれば参拝を再開して差し支えないとされます。

関連サイト

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。

参拝の作法・お賽銭・おみくじ・お神札:神社本庁「参拝方法」ほか同庁の各ページとよくある質問、東京都神社庁「参拝の作法」(2026年10月15日確認)。四拍手は出雲大社と宇佐神宮の公式サイトによります。