初詣に行ってはいけない日はある?
神社に「初詣に行ってはいけない日」の決まりはありません。
神社本庁の案内にも、参拝してはいけない日の定めは見当たりません。参拝を控えるのは、身内を亡くしてから五十日祭までの忌中の期間だけで、仏滅や不成就日などの暦は神社の作法とは関係のない民間の習慣です。
参拝を控えるのは忌中のときだけ
| 項目 | 考え方・補足 | 出典 |
|---|---|---|
| 神社に「行ってはいけない日」はない | 神社本庁の案内に、参拝してはいけない日の定めはありません。参拝を控えるのは、身内が亡くなって間もない忌中の期間です。 | 神社本庁「服忌(ぶっき)」 |
| 仏滅や不成就日は民間の暦の習慣 | 六曜や不成就日などの暦注は民間の暦の習慣で、神社の参拝作法とは関係がありません。気にする人がいるので、家族で行くときは話し合って決めるとよいとされます。 | |
| 混雑と寒さを避ける | 三が日の午前中や深夜の参拝は混み合います。三が日の夕方や4日以降を選ぶと、ゆっくりお参りしやすくなります。 |
日にちそのものに良し悪しを定めた決まりは、神社の側にはありません。神道で参拝を控えるとされるのは、家族を亡くして間もない「忌」の期間です。神社本庁は亡くなってから五十日祭までを忌とし、その間は神社へのお参りを遠慮するよう案内しています。
喪中であっても、忌の期間を過ぎていれば参拝を再開して差し支えないとされます。ただし地域や家の考え方によっては一年間控えることもあり、どうするかは家族で話し合って決める人が多いです。忌中と喪中の違いや、お寺への参拝の考え方は喪中の初詣のページで詳しく紹介しています。
仏滅や不成就日を気にする必要はあるか
カレンダーに書かれている仏滅や大安などの六曜、不成就日や一粒万倍日といった暦注は、民間の暦に受け継がれてきた習慣です。神社のお参りの作法とは成り立ちが別で、こうした日に参拝してはいけないという考えは神社側にはありません。
一方で、年配の家族の中には仏滅の初詣を気にする人もいます。家族そろって出かけるなら、日取りを決める前に一言相談しておくと気持ちよくお参りできます。2027年の元日から15日までの六曜は2027年の初詣に良い日で一覧にしています。
実際に避けたいのは混雑と寒さ
日取りよりも気にかけたいのは、人出と天気です。大きな神社では元日の午前0時前後と、三が日の朝から昼過ぎにかけて参道が長い列になり、境内に入るまで一時間以上待つことも珍しくありません。
ゆっくりお参りしたいなら、三が日の夕方や、4日以降の平日の朝を選ぶと比較的落ち着いています。深夜や早朝は気温が大きく下がるため、手袋や厚手の靴下などで防寒を整え、小さな子どもや高齢の家族と行くときは待ち時間の短い時間帯を選ぶと安心です。
松の内をいつまでとするかや、過ぎてしまったときの考え方は初詣は何日まで?で、参拝の手順は参拝の作法のページで紹介しています。
家族で日取りを決めるときのコツ
初詣の日を決めるときは、まず全員がそろいやすい日と、体調に無理のない時間帯を出し合うと話がまとまりやすくなります。高齢の親や小さな子どもがいる家族は、人出の多い元日の昼を避け、2日や3日の朝に近所の氏神さまへお参りしてから、別の日に大きな神社へ足を延ばすという分け方をする人もいます。
暦を気にする家族がいる場合は、大安や先勝の日を候補に入れておくと安心です。反対に、暦をまったく気にしない家族なら、天気予報を見て晴れて風の弱い日を選ぶ方が快適に過ごせます。参拝を控えるべき日がないからこそ、家族それぞれの事情を大切にして決めればよいと考えられています。
仕事始めの前に会社の近くの神社へ同僚とお参りする職場もあり、その場合も特定の日を避ける必要はありません。年明けの最初の出勤日に合わせて参拝する例が多いです。
よくある質問
- 仏滅に初詣へ行ってもよいですか。
- 差し支えありません。六曜は神社の作法とは関係のない暦の習慣です。家族に気にする人がいるときは、相談して日を決めるとよいでしょう。
- 忌中かどうかはいつから数えますか。
- 神社本庁の考え方では、亡くなった日から五十日祭までが忌の期間です。仏式で葬儀をした家では、四十九日を目安にする人も多いです。
- 元日に行けないと縁起が悪いですか。
- 元日でなければならない決まりはありません。三が日や松の内、あるいは1月中に落ち着いて参拝する人も大勢います。
関連サイト
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。
忌中と参拝:神社本庁「服忌」、同 よくある質問、東京都神社庁「忌服について」、お寺への参拝は曹洞宗 よくある質問(2026年10月15日確認)。