正月の挨拶
正月の挨拶は「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」が基本で、目上の人には昨年のお礼を先に伝えると丁寧です。
年始回りは元日を避け、相手の都合を聞いてから短い時間で伺います。いつまで言うかの目安は新年の挨拶はいつまで?にまとめています。
場面ごとの挨拶の要点
| 項目 | 考え方・補足 |
|---|---|
| 口頭 | 「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」が基本です。 |
| 目上の人へ | 「旧年中は大変お世話になりました」とお礼を先に伝えると丁寧です。 |
| 年始回り | 元日を避け、2日から松の内のうちに、食事どきを外した短い時間で伺うのが一般的です。 |
| 手土産 | 品物は1,000〜3,000円ほどが一般的な目安で、紅白の蝶結びに「御年賀」と書きます。 |
| 喪中の相手へ | 「おめでとう」を使わず、「本年もよろしくお願いいたします」と伝えます。 |
正月の挨拶は、言葉そのものより、誰にどの順で伝えるかで印象が変わります。家族や親しい友人には短い一言で十分ですが、職場の上司や親戚の年長者には、お礼とお願いをそろえて伝えるのが一般的です。賀詞の選び方や短い一言の例は新年の挨拶で紹介しています。
目上の人への言い方
上司や恩師、義理の親など目上の人には、「あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします」のように、昨年のお礼を真ん中に入れると落ち着いた挨拶になります。仕事の相手なら「ご指導」を「お引き立て」や「ご支援」に替えます。
「おめでとう」だけで終わらせたり、「今年もよろしく」と省いたりするのは、親しい間柄に限るのが無難です。相手から先に声をかけられたときも、同じ言葉を丁寧に返せば失礼にはなりません。
年始回りの時期と過ごし方
年始回りは、お世話になっている親戚や知人の家に新年の挨拶に伺う習わしです。元日は家族で過ごす家が多いため避け、2日以降から松の内までに伺うのが一般的です。親しい親戚以外は、三が日の慌ただしさを避けて4日以降にする考え方もあります。
伺う前に電話などで都合を聞き、食事どきを外して午前10時から11時ごろか、午後2時から4時ごろに訪ねます。上がるよう勧められなければ玄関先で挨拶を済ませ、上がった場合も30分ほどで切り上げるのが目安です。手土産の品と掛け紙の書き方は御年賀ののしと贈り方にあり、品物は挨拶を終えてから渡します。
喪中の相手への言い方
相手が喪中のときは、「おめでとう」を使わずに「昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします」と伝えます。年始回りも控え、松の内が明けてから寒中見舞いで近況を伝えるのが一般的です。自分が喪中の場合の言い回しや、知らずに祝いの言葉をかけてしまったときの対応は喪中の新年の挨拶で扱っています。
メールと口頭の違い
顔を合わせての挨拶は、相手の表情を見ながら短く伝えれば十分です。メールでは件名で新年の挨拶だとわかるようにし、本文で昨年のお礼と今年のお願いを文章にまとめます。四文字の賀詞は年賀状の書き出しの言葉なので、メールの本文では文章の挨拶にします。件名や本文の組み立ては新年の挨拶メールを参考にしてください。
年始の挨拶の由来
年始回りのもとは、正月に本家や主家へ出向いて年神様に供え物をし、新年を祝い合った習わしだとされています。武家や商家では、主人や得意先に年頭の挨拶をすることが一年の始まりの務めでした。今では訪問の形は簡単になりましたが、昨年のお礼と今年のお願いを伝えるという中身は変わらずに受け継がれています。
よくある質問
- 年始回りに伺うのは何日までですか。
- 松の内までが目安です。関東では1月7日、関西では1月15日までとする地域が多く、過ぎたら挨拶状や寒中見舞いに切り替えます。
- 年始の挨拶に手ぶらで伺ってもよいですか。
- ごく親しい間柄なら構わないとする人もいますが、相手の家に上がる場合は手土産を持参するのが一般的です。
- 上司の家に年始の挨拶に行くべきですか。
- 職場の習慣によります。今は職場での挨拶で済ませるのが一般的で、自宅に伺うのは招かれたときに限る人が多いです。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。