しきたりノート

喪主の挨拶 例文|通夜・告別式・精進落とし・出棺

喪主の挨拶は「参列への御礼」「故人の生前の御礼」「今後のお願い」を1分ほどで。

通夜の終わり、出棺の前、精進落としの始めと終わりで、伝える中身を少しずつ変えます。人柄を表す一言を添えると、定型の挨拶でも心のこもった印象になります。

喪主が挨拶をする場面

喪主が人前で話すのは、主に四つの場面です。通夜の最後には、弔問へのお礼と通夜振る舞いへの案内を短く述べます。葬儀・告別式では、出棺の前に参列者へ向けて最もまとまった挨拶をするのが一般的です。火葬の後の精進落としでは、始まりに会食の案内を、終わりにお開きの言葉を伝えます。

家族葬で参列者が親族だけのときは、改まった挨拶を省いて食事の席で一言だけ話すこともあります。どの場面でも、聞く人が立ったまま待っていることを考えると、長くても1分から1分半に収めるのがちょうどよい長さです。

文例メーカーで自分の挨拶を作る

喪主の挨拶 文例メーカーを読み込んでいます…

場面と話す人、故人の続柄を選ぶと、型に沿った挨拶文ができます。そのまま読み上げても構いませんが、組み立ての欄を見ながら、自分の言葉に少しずつ置き換えていくと、話すときに言葉が出てきやすくなります。

精進落としの始まりと終わりの例文

精進落としの挨拶は、出棺前の挨拶より気持ちを少しゆるめた言葉で構いません。始まりでは葬儀を終えられたお礼と会食の案内を、終わりではお開きの言葉と今後の法要の予定を伝えます。献杯の発声は親族の代表にお願いすることが多いので、誰に頼むかも前もって決めておきます。

話す人によって変わるところ

挨拶の型そのものは、息子でも娘でも配偶者でも大きく変わりません。違いが出るのは冒頭の名乗りと、故人の呼び方です。参列者の前では、自分の親であっても「父」「母」と呼び、「お父さん」などの家庭の呼び方は避けるのが一般的です。配偶者が話すときは「夫」「妻」、兄弟姉妹が話すときは「兄」「姉」のように、自分から見た続柄で呼びます。

場面ごとの詳しい例文は、告別式の喪主挨拶、通夜の喪主挨拶、家族葬の喪主挨拶にそれぞれまとめています。

挨拶で気をつけたい言葉

弔事の場では、不幸が重なることを連想させる言葉を避ける習慣があります。原稿ができたら忌み言葉チェッカーで確かめておくと安心です。また、喪主は故人の家族の立場なので、参列者が使う「ご冥福をお祈りします」のような言葉は自分からは使いません。

挨拶の原稿を準備するときのコツ

原稿は、話し言葉に近い短い文で書くと読み上げやすくなります。一文が長いと息継ぎの場所がわかりにくく、途中で詰まりやすくなるためです。書き終えたら一度声に出して読み、時間を計っておくと、本番で長くなりすぎる心配が減ります。

故人の人柄を伝える一言は、立派な経歴よりも、身近な人だけが知っている小さな習慣のほうが心に響きます。たとえば、毎朝庭の草花に水をやっていたこと、孫の話になると目を細めていたことなど、聞く人が故人の姿を思い浮かべられる内容を選ぶとよいでしょう。

挨拶の後に控えている段取り

出棺の挨拶の後は火葬場へ移動し、収骨を終えて戻ると精進落としの席になります。移動のあいだに次の挨拶を考える余裕はあまりないため、精進落としの始まりと終わりの言葉も、葬儀の前日までにまとめて用意しておくのがおすすめです。献杯の発声を親族に頼む場合は、その人への声かけも前日のうちに済ませておきます。

よくある質問

挨拶の原稿を見ながら話してもよいですか。
問題ありません。悲しみの中で言葉が出なくなることは誰にでもあるので、紙に書いたものを読み上げる喪主は多いです。
喪主が話せないときはどうしますか。
親族の代表や葬儀社の司会者に代わってもらうことができます。その場合は「喪主に代わりまして」と前置きしてもらいます。
宗教によって言い回しは変わりますか。
仏式の「成仏」「供養」などは神式やキリスト教では使わないのが一般的です。迷うときは宗教色のない言葉で御礼を中心にまとめます。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。