しきたりノート

忌み言葉チェッカー

結婚式のスピーチやお悔やみの手紙を貼り付けて場面を選ぶと、避けたい言葉に色が付き、言い換えの例が表示されます。

忌み言葉チェッカーを読み込んでいます…

忌み言葉チェッカーの使い方

  1. 場面を選びます。結婚(スピーチ・祝辞・手紙)、弔事(お悔やみ)、お見舞い、受験・新生活の四つから選べます。弔事を選んだときは、宗教(仏式・浄土真宗・神式・キリスト教)も選んでください。
  2. チェックしたい文章を枠に貼り付け、「チェック」を押します。3,000字まで確認できます。
  3. 見つかった言葉には色が付き、下に理由と言い換えの例がカードで並びます。赤は避けたい言葉、黄色は気にする人がいる言葉や使い方に注意したい言葉です。
  4. カードの「置き換える」を押すと、その箇所だけが言い換えの言葉に替わります。文脈に合わないときは、自分で書き直してください。
  5. 直し終えたら「文章をコピー」で、修正後の文章をそのまま使えます。

入力した文章はこのページの中だけで確認され、どこにも送信されません。スピーチ原稿や手紙の下書きをそのまま貼り付けても大丈夫です。

結婚で避けたい言葉

結婚のお祝いでは、別れや終わり、再婚を連想させる言葉と、同じ言葉を重ねる「重ね言葉」が避けられてきました。祝辞やスピーチは大勢の前で話すため、年配の方が気にすることも考えて言葉を選ぶのが一般的です。

言葉読み避ける理由言い換えの例
別れるわかれる夫婦の別れを連想させるため「旅立つ」「新しい一歩」など。送別の意味なら「お見送り」
離れるはなれる二人が離れることを連想させるため「巣立つ」「距離があっても」など
切るきる縁が切れることを連想させるためケーキは「入刀」。「区切り」は「節目」に
終わるおわる結婚生活の終わりを連想させるため披露宴の結びは「お開き」。話の結びは「結びに」
破れるやぶれる関係が壊れることを連想させるため「乗り越える」など
戻るもどる実家に戻る(出戻り)や再婚を連想させるため「立ち寄る」「お越しください」など
帰るかえる実家に帰ることを連想させるため「お気をつけてお過ごしください」「お越しください」など
去るさる相手が去ることを連想させるため。「去年」も避ける人がいます「昨年」
冷えるひえる愛情が冷めることを連想させるため「落ち着く」など
流れるながれる話が流れる、縁が流れることを連想させるため「移り変わる」「進む」など
消えるきえる幸せが消えることを連想させるため「ほどける」など、文脈に合わせて言い換える
壊れるこわれる関係が壊れることを連想させるため「変わる」など
滅びるほろびる終わりを連想させるため使わずに言い換える
飽きるあきる相手に飽きることを連想させるため「慣れる」など
浅いあさい縁が浅いことを連想させるため「日が短い」「まだ間もない」など
薄いうすい縁や愛情が薄いことを連想させるため「控えめな」など
嫌うきらう縁起の悪い感情を表すため「苦手」など
苦しいくるしい「苦」が苦しみを連想させるため「大変な」「努力」など
死ぬしぬ不幸を直接連想させるため使わない
病むやむ不幸を連想させるため「体調を崩す」など
泣くなく悲しみを連想させるためうれし涙なら「胸がいっぱいになる」
負けるまける縁起の悪い結果を連想させるため「譲る」など
最後さいご終わりを連想させるため「結び」「締めくくり」
忙しいいそがしい「忙」の字に「亡」が入っているため。主に手紙やスピーチ原稿で気にされます「ご多用の中」「お健やかに」
再びふたたび結婚では再婚を、弔事やお見舞いでは不幸の繰り返しを連想させるため「改めて」「これからも」
またまた再婚を連想させるとして気にする人がいます「加えて」「さらに」
繰り返すくりかえす不幸や再婚が繰り返すことを連想させるため使わずに言い換える
ますますますます同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「いっそう」「さらに」
たびたびたびたび同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「よく」「何度も」→「いつも」
くれぐれもくれぐれも同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「どうぞ」
いよいよいよいよ同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「とうとう」「ついに」
わざわざわざわざ同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「ご足労いただき」「お越しいただき」
重ね重ねかさねがさね同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「加えて」「深く」
次々つぎつぎ同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「続けて」→結婚では「次から」など文脈で言い換え
再三さいさん同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「何度も」→「いつも」
しばしばしばしば同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「よく」
皆々様みなみなさま同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「皆様」
返す返すかえすがえす同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「本当に」
四し「死」と同じ音のため。金額や数を表す場合に気にされます「よ」と読む言い方にする、数を変える
九く「苦」と同じ音のため。金額や数を表す場合に気にされます数を変える

置き換えの例:「ますますのご活躍を」は「いっそうのご活躍を」、「お忙しい中」は「ご多用の中」、ケーキを「切る」は「入刀」、披露宴を「終わります」は「お開きにします」と言い換えるのが定番です。

弔事で避けたい言葉

お悔やみでは、不幸が重なることを連想させる言葉や、死を直接表す言葉を避けます。さらに宗教によって使わない言葉があり、「ご冥福」は仏教の考え方に基づく言葉なので、神式やキリスト教、浄土真宗では使わないとされます。

言葉読み避ける理由言い換えの例
再びふたたび結婚では再婚を、弔事やお見舞いでは不幸の繰り返しを連想させるため「改めて」「これからも」
またまた不幸が重なることを連想させるため文をつなぎ直すか「加えて」など
繰り返すくりかえす不幸や再婚が繰り返すことを連想させるため使わずに言い換える
ますますますます同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「いっそう」「さらに」
たびたびたびたび同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「よく」「何度も」→「いつも」
くれぐれもくれぐれも同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「どうぞ」
いよいよいよいよ同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「とうとう」「ついに」
わざわざわざわざ同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「ご足労いただき」「お越しいただき」
重ね重ねかさねがさね同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「加えて」「深く」
次々つぎつぎ同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「続けて」→結婚では「次から」など文脈で言い換え
再三さいさん同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「何度も」→「いつも」
しばしばしばしば同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「よく」
皆々様みなみなさま同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「皆様」
返す返すかえすがえす同じ言葉を重ねる表現で、結婚では再婚を、弔事では不幸が重なることを連想させるため「本当に」
続くつづく不幸が続くことを連想させるため「これからも」「今後も」
追っておって不幸が後に続くことを連想させるため「後日」「改めて」
次につぎに不幸が次に来ることを連想させるため文を区切って言い換える
死ぬ・死亡しぬ・しぼう直接的な表現はご遺族の心情に配慮して避けるため「ご逝去」「お亡くなりになる」
急死きゅうし直接的な表現を避けるため「急なこと」「突然のこと」
生きる・生存いきる・せいぞん生と死を対比させる直接的な表現になるため「ご生前」「お元気な頃」
四し「死」と同じ音のため。金額や数を表す場合に気にされます「よ」と読む言い方にする、数を変える
九く「苦」と同じ音のため。金額や数を表す場合に気にされます数を変える
消えるきえる命が消えることを連想させるため使わずに言い換える
落ちるおちる不吉な連想があるため使わずに言い換える
浮かばれないうかばれない成仏できないという意味になるため使わない
迷うまよう故人が成仏できず迷うことを連想させるため使わない
大往生だいおうじょうご遺族が自ら使うことはあっても、弔問する側から言うのは控えるのが一般的です「長い間お疲れさまでした」など
頑張ってがんばって悲しみの中にいる人の負担になることがあるため。禁句ではありませんが慎重に「無理をなさらないでください」
早く元気にはやくげんきに立ち直りを急かしているように聞こえることがあるため。禁句ではありませんが慎重に「どうかご自愛ください」
言葉使わないとされる宗教・宗派言い換えの例
ご冥福神式・キリスト教・浄土真宗神式は「御霊の平安をお祈りいたします」、キリスト教は「安らかな眠りをお祈りいたします」、浄土真宗は文全体を「謹んで哀悼の意を表します」とするのが一般的
成仏神式・キリスト教「安らかな眠り」など
供養神式・キリスト教神式「御霊祭」、キリスト教「追悼」など
往生神式・キリスト教「安らかに」など
御霊前(浄土真宗)浄土真宗「御仏前」「御香典」

置き換えの例:「重ね重ねお悔やみ申し上げます」は「心よりお悔やみ申し上げます」、「死亡」は「ご逝去」、「生きていた頃」は「ご生前」とします。キリスト教の相手には「ご冥福をお祈りします」の代わりに「安らかな眠りをお祈りいたします」が使われます。

お見舞いで避けたい言葉

お見舞いでは、病気が長引くことや寝込むこと、命が尽きることを連想させる言葉が避けられます。品物にも同じ考え方があり、鉢植えの花は「根付く」が「寝付く」に通じるとして選ばない人が多いです。

言葉読み避ける理由言い換えの例
再びふたたび結婚では再婚を、弔事やお見舞いでは不幸の繰り返しを連想させるため「改めて」「これからも」
繰り返すくりかえす不幸や再婚が繰り返すことを連想させるため使わずに言い換える
四し「死」と同じ音のため。金額や数を表す場合に気にされます「よ」と読む言い方にする、数を変える
九く「苦」と同じ音のため。金額や数を表す場合に気にされます数を変える
寝る・寝付くねる・ねつく病気で寝込むことを連想させるため「休む」「ゆっくりする」
長い・長引くながい・ながびく病気が長引くことを連想させるため「じっくり」など
根付く(鉢植え)ねづく病気が根付く(寝付く)ことを連想させるため、鉢植えの花は避けられます切り花やアレンジメントにする
枯れるかれる不吉な連想があるため使わない
散るちるお見舞いでは命が散ることを、受験では桜が散る(不合格)を連想させるため「咲く」など前向きな言葉に
終わるおわる命の終わりを連想させるため「一区切り」など

置き換えの例:「長引かないといいですね」は「ゆっくり休んでくださいね」、「寝ていてください」は「体を休めてください」のように、回復を願う前向きな言い方にします。

受験・新生活で避けたい言葉

受験生への手紙や入学・就職の門出の挨拶では、不合格やつまずきを連想させる言葉が避けられてきました。本人が気にしていなくても、家族が気にすることもあります。

言葉読み避ける理由言い換えの例
散るちるお見舞いでは命が散ることを、受験では桜が散る(不合格)を連想させるため「咲く」など前向きな言葉に
落ちるおちる不合格や失敗を連想させるため。新生活の門出でも気にされます「通る」「受かる」など前向きな言葉
滑るすべる不合格や失敗を連想させるため。新生活の門出でも気にされます「着実に」など
転ぶころぶ不合格や失敗を連想させるため。新生活の門出でも気にされます「つまずかずに」より「順調に」
崩れるくずれる不合格や失敗を連想させるため。新生活の門出でも気にされます「整える」など
消えるきえる不合格や失敗を連想させるため。新生活の門出でも気にされます使わずに言い換える
流れるながれる不合格や失敗を連想させるため。新生活の門出でも気にされます使わずに言い換える
倒れるたおれる不合格や失敗を連想させるため。新生活の門出でも気にされます使わずに言い換える
止まるとまる不合格や失敗を連想させるため。新生活の門出でも気にされます「一息つく」など

置き換えの例:「落ちないように」は「合格を祈っています」、「滑らないように」は「実力を出し切れますように」と、願う形の言葉にすると自然です。

リストは式場や地域によって違います

ここに載せた言葉は、一般的に避けたほうがよいとされるものをまとめたものです。どこまで気にするかは式場や地域、家、世代によって違い、決まった一覧があるわけではありません。式場によっては司会者向けにさらに細かいリストを用意していることもあります。チェッカーの結果は目安として使い、最後は相手や場の雰囲気に合わせて判断してください。

よくある質問

「ますます」は本当に使ってはいけないのですか?
重ね言葉として避けられることが多い言葉ですが、気にしない人も増えています。ただ、祝辞やお悔やみのように改まった場面では、「いっそう」「さらに」と言い換えておくと、誰が聞いても気になりません。
忌み言葉を気にしすぎなくてよいのはどんなときですか?
親しい友人どうしの会話やメッセージ、ふだんのお祝いの品のやりとりなどでは、厳密に避けなくても失礼とは受け取られにくいです。言葉をすべて避けようとして文章が不自然になるより、気持ちが伝わることを優先しましょう。
数字の「四」や「九」も避けたほうがよいですか?
金額や品物の数に使うときは避けるのが一般的です。「四月」「九州」のような固有の言葉まで言い換える必要はなく、チェッカーでは気にする人がいる言葉として黄色で表示します。
見つからなかった文章は問題ないということですか?
チェッカーは登録した言葉と表記だけを探すため、すべての表現を確認できるわけではありません。読み返して、場面にふさわしいかを確かめてください。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。