しきたりノート

告別式の喪主挨拶 例文|四つの部分と1分の例文

告別式の喪主挨拶は、出棺の前に四つの部分を1分ほどで話します。

  1. 参列への御礼
  2. 故人の生前の御礼(亡くなった状況を一言)
  3. 生前の人柄(任意)
  4. 今後のお願いと結び

出棺前の挨拶が大切にされる理由

告別式の終わりに、棺を霊柩車へ運ぶ直前に行うのが出棺の挨拶です。一般葬ではこのとき最も多くの参列者が集まっており、故人と最後のお別れをする場面でもあるため、喪主の挨拶の中でいちばん改まったものと考えられています。司会者から「喪主よりご挨拶を申し上げます」と紹介されてから話し始めるのが一般的な流れです。

参列者は外に出て立ったまま待っていることが多いので、天候や季節にも配慮し、長くても1分半ほどにまとめます。四つの部分を順番に話せば、自然とその長さに収まります。

四つの部分の組み立て方

最初の御礼では、名乗りに続けて、忙しい中で参列してくれたことへの感謝を述べます。次に、故人がどのように亡くなったかを一言で伝え、生前にお世話になったことへのお礼を故人に代わって述べます。闘病の経過や病名を詳しく話す必要はありません。

三つ目の人柄の部分は省いても構いませんが、故人の口ぐせや好きだったことを一つ添えると、聞いている人の心に残る挨拶になります。最後に、残された家族へのこれまでと変わらないお付き合いをお願いし、もう一度お礼を述べて締めくくります。

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告別式の喪主挨拶 例文(1分)

息子が父を見送る場合と、妻が夫を見送る場合の例です。読み上げると、どちらもおよそ1分前後になります。

急な別れだった場合は、「思いがけず急なことで」と事実だけを短く述べ、詳しい事情には触れないのが一般的です。参列者の中にはまだ驚きの中にいる人もいるため、喪主が落ち着いた言葉で話すことで、場全体が静かに整います。

会社関係の参列者が多いときの言い添え

故人が現役で働いていた場合や、喪主の勤め先から多くの人が参列している場合は、御礼の部分に「故人の勤務先の皆様には、在職中ひとかたならぬお世話になりました」といった一文を加えることがあります。参列者の顔ぶれに合わせて御礼の対象を少し広げると、聞いている人が自分のこととして受け止めやすくなります。

反対に、親族と近所の人が中心の告別式なら、地域での付き合いへの感謝を述べる形が自然です。どの場合も、特定の人の名前を挙げてお礼を言うのは控え、全体に向けた言葉にとどめるのが一般的です。個別のお礼は、式の後に直接伝えるほうが相手にも負担がかかりません。

挨拶が終わったら、喪主は位牌を、ほかの遺族は遺影を持って霊柩車に向かうことが多いので、どの家族が何を持つかも葬儀社と確認しておきます。

読み上げる速さと声の大きさ

屋外や広い式場では、思っているより声が届きにくいものです。マイクがあれば口元から少し離して使い、ない場合は後ろの列まで届くつもりで、ふだんより少しゆっくり話します。一文ごとに短く区切ると、聞いている人が内容を受け取りやすくなり、話す側も息を整えられます。1分の挨拶でも、ゆっくり読むと1分半ほどになることを見込んで原稿を用意しておきましょう。

原稿の最後の一文だけは、顔を上げて参列者を見ながら言えるよう覚えておくと印象に残ります。

よくある質問

出棺の挨拶は喪主以外が話してもよいですか。
喪主が高齢などで難しい場合は、子や親族の代表が「喪主に代わりまして」と前置きして話すことがあります。
享年は数え年と満年齢のどちらで言いますか。
挨拶では満年齢で「〇〇歳」と言う人が多いです。寺院や地域の習慣で数え年を使う場合もあるので、位牌や会葬礼状の表記に合わせると安心です。
涙で言葉が詰まったらどうすればよいですか。
少し間を置いても失礼にはなりません。原稿を手元に用意しておけば、落ち着いてから続きを読み上げられます。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。