しきたりノート

お歳暮のマナー|時期・相場・のし・お礼状・喪中のとき

お歳暮は12月初旬から20日ごろまでに、3,000〜5,000円ほどの品を贈るのが一般的です。

掛け紙は紅白の蝶結びに「御歳暮」と書き、受け取った側は3日以内をめどにお礼を伝えます。贈る側や受け取る側が喪中でも、お歳暮は感謝の贈り物なので贈って構わないとされます。

お歳暮とはどんな贈り物か

お歳暮は、一年の間にお世話になった人へ、年の瀬に感謝の気持ちを込めて品物を贈る習慣です。もともとは年越しの準備として、本家や実家にお供えの品を持ち寄ったことが始まりといわれ、のちに日頃お世話になっている人へ贈る形に広がりました。現在は両親や親戚、仲人、取引先などに贈るのが一般的で、職場の上司へ個人的に贈る習慣は少なくなっています。

お歳暮はお祝いではなく、あくまで日頃のお礼です。そのため相手の慶弔に関係なく贈ることができ、一度贈り始めたら毎年続けるのが前提とされます。一度きりのお礼にしたい場合は、表書きを「御礼」にして贈る方法があります。

いつからいつまでに贈るのか

一般的には12月初旬から20日ごろまでに届くように手配します。関東では12月1日ごろから、関西では正月の準備を始める「事始め」の12月13日ごろから贈る習慣があるといわれますが、近年は地域を問わず早めに贈る人が増えています。年内に間に合わないときは松の内に「御年賀」、それも過ぎたら「寒中御見舞」に切り替えます。2026年の日付はお歳暮の時期で一覧にしています。

区切り2026〜2027年の日付
関東で贈り始める目安2026年12月1日(火)
関西で贈り始める目安(事始め)2026年12月13日(日)
届ける目安の締め2026年12月20日(日)
御年賀に切り替える(松の内の終わり、関東)2027年1月7日(木)
御年賀に切り替える(松の内の終わり、関西)2027年1月15日(金)
寒中御見舞の締め(立春の前日)2027年2月3日(水)

曜日は暦から計算。立春の日付は国立天文台「暦要項」による。地域や家によって時期は異なります。

いくらくらいの品を選べばよいか

相場は3,000〜5,000円ほどが中心で、取引先や特にお世話になった人には5,000〜1万円ほどの品を選ぶことが多いです。高すぎる品は相手にお返しの負担を感じさせるため避けるのが無難です。相手別の目安はお歳暮の相場にまとめています。

のしと送り状の基本

掛け紙は紅白の蝶結びで、水引の上に「御歳暮」か「お歳暮」、下に贈る人の名前を書きます。配送するときは包装の内側に掛ける内のし、持参するときは外側に掛ける外のしが多く選ばれます。書き方はお歳暮ののしの書き方とお中元・お歳暮ののしで詳しく説明しています。

配送で贈る場合は、品物とは別に送り状(あいさつ状)を出しておくと、相手が受け取る心づもりをしやすくなります。会社や部署にあてて送るときの宛名は「御中」、担当者あてなら「様」とし、御中と様の使い分けを参考にしてください。取引先への贈り方は会社・取引先へのお歳暮にまとめています。

受け取ったとき、喪中のとき、やめるとき

お歳暮が届いたら、品物が無事に届いたことを知らせる意味も込めて、3日以内をめどにお礼状や電話でお礼を伝えます。文面はお歳暮のお礼状の文面メーカーで作れ、メールで伝える場合はお礼メールの例文が参考になります。お返しは基本的に不要とされます。

喪中のときの扱いは喪中のときのお歳暮、贈るのをやめたいときの段取りはお歳暮をやめるときのマナー、夏の贈り物との違いはお歳暮とお中元の違い、年明けに贈る場合は御年賀とはで確認できます。

贈る相手を決めるときの目安

お歳暮を贈る相手に決まった範囲はなく、日頃特にお世話になっている人を中心に考えます。両親や義両親、仲人、習い事の先生、取引先などが一般的で、同僚や友人どうしでは贈り合わないことも多いです。贈る相手が多くなりすぎると毎年の負担が大きくなるため、本当に感謝を伝えたい相手に絞るのが長く続けるこつです。

よくある質問

お歳暮は毎年贈らないといけませんか。
決まりではありませんが、お歳暮は継続して贈るものと受け止められることが多いです。一度だけのお礼なら「御礼」として贈ると、翌年以降の心配がありません。
現金や商品券でもよいですか。
親しい間柄なら商品券やカタログギフトを選ぶ人もいますが、目上の人に現金を贈るのは失礼とされることがあります。相手が選べる品にしたいときはカタログギフトがよく使われます。
上司にお歳暮を贈るべきですか。
社内での贈答を控えるよう求める会社も多く、贈らない人のほうが増えています。まず職場の決まりや慣習を確かめてから考えるのが安心です。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。

金額の目安:特定の調査ではなく、一般的な目安として示しています。

二十四節気の日付:国立天文台「暦要項」の各年の二十四節気(2026年10月14日確認)。