法事に参列するときのマナー
法事に招かれたら、一周忌までは喪服、三回忌以降は略式の喪服か案内に合わせた平服で参列するのが一般的です。
香典は四十九日以降なら表書きを「御仏前」とし、開始の10〜15分前に着いて施主に挨拶してから、香典やお供えを渡します。宗派や地域で細部は変わります。
参列の心得をひととおり
| 項目 | 考え方・補足 |
|---|---|
| 服装 | 一周忌までは喪服、三回忌以降は少しずつ略式にしていくのが一般的です。「平服で」とあれば、黒や紺、グレーの地味な服を選びます。 |
| 香典 | 表書きは四十九日以降「御仏前」が一般的です(浄土真宗では四十九日前でも「御仏前」)。 |
| お供え | 香典とは別に、菓子や果物などを持参する人もいます。 |
| 到着 | 開始の10〜15分前に着き、施主に挨拶してから香典やお供えを渡します。 |
葬儀と違って法事は招かれた人だけが参列する行事なので、案内を受けてから準備を始めれば間に合います。法事の招待は、往復はがきや封書の案内状で届くのが一般的です。出欠の返事は期限より早めに出すと、施主が会食や引き出物の数を決めやすくなります。参列できないときの返事と、お供えの送り方は法事を欠席するときの返事と文例を参考にしてください。
服装は回忌が進むほど略式に
四十九日と一周忌は、葬儀に近い正式な喪服で参列するのが一般的です。三回忌以降は回を重ねるごとに少しずつ略式にしていき、七回忌の頃には黒や濃紺、グレーの落ち着いた服で出る人も増えます。施主側より格の高い装いにならないよう気をつけるという考え方もあります。
案内状に「平服でお越しください」とあるときは、普段着ではなく、地味な色のスーツやワンピースを指すと考えるのが無難です。男女別の具体的な装いは法事の服装で紹介しています。
香典の表書きと金額は回忌ごとに確かめる
四十九日を過ぎると故人は仏になるとされ、香典の表書きは「御仏前」に変わるのが一般的です。浄土真宗では亡くなってすぐ仏になると考えるため、四十九日より前でも「御仏前」を使います。金額は故人との関係や会食の有無で変わるので、回忌ごとのページで目安を確かめてください。
お供えと持ち物
香典とは別に、菓子や果物などのお供えを持参する人もいます。品物の選び方と相場は法事のお供えの選び方に、掛け紙の書き方は法事のお供えののしにまとめました。地域によっては香典かお供えのどちらか一方にする習慣もあるので、迷ったら親族に尋ねると確実です。
持ち物は、ふくさに包んだ香典、数珠、白か黒のハンカチが基本です。お墓参りがある日は、歩きやすい靴や雨具も用意しておくと困りません。子供を連れていくなら、静かに過ごせる絵本などがあると安心です。
| 項目 | 考え方・補足 |
|---|---|
| 子供の服装 | 制服があれば制服、なければ黒や紺の落ち着いた服を選びます。 |
| 子供の参加 | 孫やひ孫が参加することを喜ぶ家が多く、法要の間だけ静かにしていられるよう準備します。 |
当日の流れと振る舞い
会場に着いたら、施主に「本日はお招きいただきありがとうございます」と短く挨拶し、香典とお供えを渡します。法要の間は席で静かに待ち、案内に従って焼香をします。会食では故人の思い出を話題にし、施主の挨拶でお開きになったら、引き出物を受け取ってお礼を伝えて帰ります。施主側の段取りは法事の流れで確かめられます。
お墓参りまで同行するかどうかは、案内状や施主の案内に従います。会食だけで失礼したい事情があるときは、法要の前に施主へ一言伝えておくと気づかいが伝わります。帰宅後に改めてお礼の連絡をする必要はありませんが、親しい間柄なら翌日に短いメッセージを送る人もいます。
よくある質問
- 三回忌に平服で参列してもよいですか。
- 案内状に平服の指定があれば平服で構いません。指定がなければ略式の喪服を選ぶと無難です。
- 法事には香典とお供えのどちらを持参しますか。
- どちらか一方でもよいとされ、地域や家の習慣によります。両方持参する場合は、合わせた金額を考えて決める人もいます。
- 会食を辞退してもよいですか。
- 事前に伝えていれば失礼にはなりません。当日に辞退すると料理が無駄になるので、返事の段階で伝えておきます。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。