法事のお供え・御供ののし|表書き、黒白と黄白、名前
法事のお供えは、のしのない黒白か黄白の結び切りの掛け紙に「御供」です。
水引の下には贈る人の名前を入れ、仏前に供えたときに表書きが見えるよう外のしにするのが一般的です。関西や北陸などでは法事に黄白を使う地域があります。
| 項目 | 法事のお供え・御供 |
|---|---|
| 表書き | 御供・御供物・御仏前 |
| 名入れ | 贈る人の氏名 |
| 水引 | 黒白 結び切り・黄白 結び切り(関西・北陸など) |
| のし | なし(弔事のため) |
| 内のし・外のし | 外のしが多い(仏前に供えるため表書きが見えるように) |
| 贈る時期 | 法要の当日に持参するか、前日までに届ける |
| 地域差・補足 | 弔事では「のし」を付けず、水引だけを印刷した掛け紙を使います。関西などでは法事に黄白を使う地域があります。 |
| 項目 | 初盆・新盆のお供え |
|---|---|
| 表書き | 御供・新盆御見舞・初盆御見舞 |
| 名入れ | 贈る人の氏名 |
| 水引 | 黒白 結び切り・黄白 結び切り(関西・北陸など) |
| のし | なし(弔事のため) |
| 内のし・外のし | 外のしが多い |
| 贈る時期 | お盆の入り(7月盆または8月盆)の前に届ける |
| 地域差・補足 | 地域によって7月盆と8月盆があります。提灯を贈る習慣のある地域もあります。 |
お供えの表書きは「御供」と「御供物」
法事に持参する品物の掛け紙には「御供」か「御供物」と書くのが一般的です。どちらも仏前に供える品という意味で、宗派を問わず使えます。四十九日以降の法要では「御仏前」と書く地域もありますが、品物には「御供」のほうがなじみやすいとされます。
神式の霊祭では「御供」や「奉献」、キリスト教ではお供えの習慣があまりないため、花を贈る場合は札に名前を添える程度にすることが多いです。相手の宗教が分からないときは「御供」にしておくと無難です。
黒白と黄白の使い分け
弔事の水引は全国的に黒白の結び切りが使われます。一方、関西や北陸などでは、四十九日以降の法事や一周忌などの年忌法要に黄白の結び切りを使う地域があります。葬儀では黒白、法事では黄白というように、場面で使い分ける家もあります。
どちらが正しいということはなく、地域の習慣によって選び方が変わります。法要を営む家の地域の習慣に合わせるのが丁寧なので、分からないときは品物を買うお店で「〇〇地方の法事用」と伝えて相談するとよいでしょう。
のしを付けない理由と名前の書き方
のしは祝い事のしるしなので、お供えの掛け紙には付けません。お店では「仏事用」「弔事用」の掛け紙として用意されています。水引の下には贈る人のフルネームを書き、夫婦で参列するなら夫の名前だけか連名に、親族でまとめて贈るなら「〇〇家」や「兄弟一同」とすることもあります。
法要は前もって準備できる行事なので、掛け紙の文字は濃い墨で書いて構わないとされます。印字してもらう場合も、普通の黒で問題ありません。
初盆・新盆のお供えと渡し方
亡くなって初めて迎えるお盆を初盆、または新盆と呼びます。初盆のお供えには「御供」のほか、「新盆御見舞」「初盆御見舞」と書く地域もあります。お盆は7月に行う地域と8月に行う地域があるため、相手の地域に合わせて、お盆の入りより前に届けるのが一般的です。
法要の当日に持参するときは、施主に挨拶をしてから手渡しするか、仏前に供えてもらうよう預けます。表書きが見えたほうが誰からのお供えか分かりやすいため、外のしにすることが多いです。お供えを現金で包むときの考え方は初盆・新盆の香典でまとめています。
掛け紙の名前を家族でまとめるとき
兄弟姉妹で一つのお供えを用意するときは、「兄弟一同」「孫一同」と書くと誰からの品かが法要の場で分かりやすくなります。親族の中で金額や品物をそろえることもあるため、事前に相談しておくと重複を避けられます。
掛け紙の文字と短冊型ののし紙
お供えの品が小さいときや、果物かごのように掛け紙を掛けにくい品では、短冊型の弔事用のし紙を貼ることもあります。短冊にも「御供」と贈る人の名前を書き、水引は黒白か黄白を選びます。仏壇の前に並べたときに誰からのお供えか分かれば、施主が後でお礼をするときにも困りません。法要が終わった後、お供えの品は参列者で分けることが多いため、個数の多い品が便利とされます。
よくある質問
- お供えの品は何を選べばよいですか。
- 線香やろうそく、日持ちのするお菓子、果物などがよく選ばれます。後で参列者に分けやすい個包装の品は喜ばれることが多いです。
- 香典とお供えの両方を持っていくべきですか。
- 地域や家によって異なります。香典だけを包む人も多く、親しい間柄なら香典とお供えの両方を用意することもあります。
- 配送でお供えを送るときは内のしですか。
- 配送では内のしにしてもらうことが多いですが、仏前にそのまま供えてもらいたいときは外のしを頼む人もいます。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。