しきたりノート

手書きで添える年賀状の一言メッセージ 文例

印刷した年賀状に手書きで添える一言は、印刷の文面の下か横の余白に、一行から二行で書くのが一般的です。

筆ペンでもボールペンでも構いませんが、黒か紺などの濃い色のインクを使い、相手との具体的なやり取りを一つ入れると、短くても自分あてに書かれたことが伝わります。

上司・恩師へ添える短い一言

目上の方への手書きの一言は、昨年のお礼か今年の抱負のどちらか一つに絞り、丁寧語で書きます。

取引先へ添える短い一言

会社の名前で印刷した年賀状でも、担当者が一言を書き添えると、事務的な印象がやわらぎます。

同僚へ添える短い一言

同僚には、一緒に取り組んだ仕事を一つ挙げると、決まり文句だけの一言より気持ちが伝わります。

友人へ添える短い一言

友人へは話し言葉に近い一言で十分です。会う約束や相手の住む土地の話題など、その人ならではの内容を入れます。

親戚へ添える短い一言

親戚には、昨年のお礼や帰省の予定、子どもの様子などを一行で書くと、近況報告を兼ねられます。

後輩・年下の相手へ添える短い一言

後輩には、昨年の頑張りへのねぎらいや、気軽に相談してほしいという一言が喜ばれます。

どこに書くか

手書きの一言は、宛名面ではなく文面側の余白に書くのが一般的です。印刷の文面が縦書きなら一言も縦書きにし、文面の左側の空いたところに書きます。横書きの文面なら、文面の下に横書きで添えます。写真入りの年賀状で余白が少ないときは、写真の下の帯の部分や、差出人の名前の近くに小さく書いても構いません。

宛名面の下半分に通信欄がある私製はがきもありますが、お年玉付き年賀はがきの宛名面には書き込まないのが慣例です。書く場所に迷ったら、印刷の文面と重ならず、読む人の目が最後に行く位置を選ぶと自然に読んでもらえます。

筆ペンかボールペンか

どちらを使っても失礼にはなりません。宛名を毛筆や筆ペンで書いているなら一言も筆ペンにそろえると統一感が出ますが、細かい字が書きにくいときはボールペンのほうが読みやすくなります。避けたいのは、こすると消えるインクのボールペンと鉛筆で、配達中や保管中に文字が薄れるおそれがあります。

インクジェット用の年賀はがきや写真用のつるつるした紙は、水性のインクがにじんだり乾きにくかったりします。そうしたはがきには油性のボールペンか、速乾性の筆ペンを使うと安心です。書いた後はすぐに重ねず、しばらく乾かしてから束ねます。

短い一言を書くときのこつ

手書きの一言は、二十字から四十字ほどが余白に収まりやすい長さです。「今年もよろしく」だけでも気持ちは伝わりますが、「昨年の〇〇ではお世話になりました」のように、その人と共有した出来事を一つ入れると、印刷の文面との違いがはっきりします。句読点は打たずに、区切りたいところは一字空けにするのが年賀状の慣例とされます。

枚数が多くて全員に書けないときは、目上の方や久しぶりの相手、昨年特にお世話になった相手を優先する人もいます。相手別のさらに多くの例は年賀状の一言 添え書き 文例、気の利いた言い回しは年賀状に添える気の利いた一言、本文全体の組み立ては年賀状のメッセージ 本文の組み立てで確かめられます。縁起の悪い言葉は年賀状で健康を気づかう一言の一覧に並べています。

よくある質問

手書きの一言は全員に書いたほうがよいですか。
全員に書けなくても失礼にはなりません。お世話になった相手や久しぶりの相手から優先して書く人が多いです。
色のペンで書いてもよいですか。
親しい相手なら構いませんが、目上の方には黒か紺が無難です。薄い色やラメ入りのインクは読みにくくなることがあります。
書き間違えたときはどうしますか。
修正液や二重線は目立つため、できれば新しいはがきに書き直します。書き損じた年賀はがきは、郵便局で手数料を払って新しいはがきと交換できます。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。