忘年会の挨拶
忘年会の挨拶は、幹事の開会、部署の長の挨拶、乾杯の音頭、中締め、幹事の閉会の順に行うのが一般的で、どの挨拶も一年のねぎらいと来年への一言を入れて1分ほど(300字前後)にまとめます。
誰がどの挨拶を担当するかは職場の慣習で変わります。迷うときは、前年の流れを幹事や上司に確かめておくと安心です。
挨拶の順番と担当
| 項目 | 考え方・補足 |
|---|---|
| 開会の挨拶 幹事 | 幹事が開会を告げ、会の趣旨と流れを短く伝えます。 |
| 代表の挨拶 部署の長 | 部長や支店長など、その場でいちばん役職の高い人が一年をねぎらう挨拶をします。 |
| 乾杯の音頭 次の立場の人 | 代表の次の立場の人や、その年に活躍した人が乾杯の音頭を取ることが多いです。 |
| 中締め 役職者か年長者 | お開きの前に、役職者や年長者が一本締めや三本締めで会を締めます。 |
| 閉会 幹事 | 幹事が二次会の案内や忘れ物の確認をして閉会します。 |
表のとおり、開会と閉会は幹事、全体への挨拶はその場でいちばん役職の高い人、乾杯は次の立場の人が受け持つ形がよく見られます。役職者が遅れて到着する場合は、先に乾杯を済ませ、到着してから挨拶をお願いする流れに変えても構いません。
開会の挨拶(幹事)
幹事の開会は、集まってくれたお礼と会の流れを短く伝えるだけで十分です。長く話すと料理や飲み物を待たせてしまうので、30秒ほどにまとめます。
代表の挨拶(部署の長)
代表の挨拶では、一年の出来事を一つ二つ振り返り、皆の働きをねぎらってから、来年への期待を添えるのが一般的です。具体的な場面に触れると、聞いている人の印象に残ります。
中締めと閉会
中締めは、お開きの前に会をいったん締める挨拶で、役職者や年長者が担当することが多いです。手締めをする場合は、「よーお」の掛け声で手を一回打つ一本締めや、三回のリズムを三度繰り返す三本締めがよく知られていますが、地域や職場によって作法が違います。
席の配置に迷うときは上座・席次とマナーを、人数に合わせた図が必要なときは席次図メーカーを使えます。乾杯の文例は忘年会の乾杯の挨拶にまとめています。
挨拶を頼まれたときの準備
挨拶を頼まれたら、まず話す時間の目安を幹事に確かめます。代表の挨拶なら1分から2分、中締めなら30秒から1分ほどが一般的な目安です。話す内容は、ねぎらい、印象に残った出来事、来年への一言の三つに絞ると、短くてもまとまりのある挨拶になります。
原稿は箇条書きのメモにしておき、当日は前を向いて話すのが理想です。読み上げるより、要点だけを覚えて自分の言葉で話したほうが、聞いている人に気持ちが伝わります。お酒が入る前に話す開会や代表の挨拶と、場が和んでから話す中締めとでは、雰囲気に合わせて言葉の硬さを変えると自然です。
避けたい話題は、特定の人の失敗を取り上げる話、業績の悪さを責める話、退職や異動のうわさ話などです。一年をねぎらう場なので、前向きな話題を選ぶと会全体が明るくなります。
よくある質問
- 代表の挨拶はどのくらいの長さがよいですか。
- 1分から長くても2分ほどが一般的な目安です。乾杯の前なので、飲み物を持ったまま待たせない長さにします。
- 中締めをする人がいないときはどうしますか。
- 幹事が閉会の挨拶と兼ねて締めても構いません。手締めをせず、拍手で終える職場もあります。
- 挨拶を頼まれたら断ってもよいですか。
- どうしても難しい場合は、早めに幹事へ伝えて別の人にお願いしてもらいます。当日になって断るのは避けるのが礼儀です。
- 役職者がいない小さな会でも挨拶は必要ですか。
- 少人数の会なら、幹事が開会の一言と乾杯をまとめて行う形でも十分です。形式にこだわらず、集まった人が気持ちよく始められる流れを優先します。最後にお礼を一言添えて閉じれば、締めの挨拶を省いても失礼にはなりません。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。