忘年会の乾杯の挨拶
忘年会の乾杯の挨拶は、名乗り、一年のねぎらい、短い一言、「乾杯」の発声の順に30秒から1分ほどで行うのが一般的です。
笑いを入れるなら、自分のことを題材にした軽い話にとどめます。全員のグラスに飲み物が行き渡ったのを確かめてから話し始めると、間延びしません。
乾杯の挨拶の組み立て
乾杯の挨拶でいちばん大切なのは、短く終えることです。料理を前にした参加者は、グラスを持ったまま待っています。名乗りと一年のねぎらいを一言ずつ、そこに来年への願いを添えて、最後に大きな声で「乾杯」と発声すれば十分です。
始める前に「皆さん、お手元のグラスはよろしいでしょうか」と声をかけると、全員の準備が整います。発声のあとは、近くの人とグラスを合わせ、一口飲んでから拍手をするのが一般的な流れです。ソフトドリンクの人がいても、同じように乾杯に加わってもらいます。
短い文例
少し笑いを入れたいとき
和やかな会では、自分の失敗談を一つ入れると場がほぐれます。ただし、特定の人をからかう話や、内輪の人にしかわからない話は避けます。笑いはあくまで添える程度にして、締めは素直なねぎらいの言葉にするのがこつです。
上司に頼まれたら
上司から乾杯の音頭を頼まれたら、引き受けたうえで、話す内容を前日までに考えておきます。若手が頼まれた場合は、「若輩者ではございますが」と一言添えると謙虚な印象になります。長く話す必要はないので、紙を見ずに言える長さに整えておくと安心です。
結婚式の乾杯は作法が少し違うため、主賓・上司のスピーチと乾杯の挨拶を参考にしてください。会全体の挨拶の順番は忘年会の挨拶、新年会での乾杯は新年会の挨拶と案内文にまとめています。
話す前に整えておくこと
乾杯の音頭を取る人は、幹事から合図があるまで自分の席で待ち、呼ばれたらグラスを持って前に出るか、その場で立ち上がります。大人数の会では、マイクの使い方や立つ位置を事前に確かめておくと慌てません。
話している間はグラスを胸の高さで持ち、「乾杯」の発声と同時に軽く持ち上げます。声は会場のいちばん奥の人に届く大きさを意識すると、全員がそろって唱和しやすくなります。言い間違えても気にせず、笑顔で続ければ場の雰囲気はかえって和みます。
乾杯のあとは、すぐに席へ戻って構いません。乾杯の音頭を務めたからといって、そのあと特別な役目があるわけではないので、ほかの参加者と同じように会を楽しみます。
よくある質問
- 乾杯の前に飲んでしまってもよいですか。
- 乾杯までは口をつけずに待つのが一般的です。喉が渇いている場合は、水やお茶で済ませておきます。
- グラスはどの高さで合わせますか。
- 目上の人とグラスを合わせるときは、自分のグラスを相手より少し低くするのが一般的な気づかいです。
- 乾杯のあとに拍手はしますか。
- 一口飲んだあとに拍手をする職場が多いですが、しないところもあります。周りに合わせれば問題ありません。
- お酒が飲めない人は乾杯をどうしますか。
- ウーロン茶やジュースなど好きな飲み物で、ほかの人と同じように乾杯に加われば問題ありません。乾杯の音頭を取る人も、飲めない場合はソフトドリンクで構いません。飲み物の種類より、皆でそろって一年をねぎらう気持ちが大切です。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。