しきたりノート

締めの挨拶・中締めの例文

締めの挨拶は、会へのお礼、印象に残ったひと言、今後へのお願いを述べてから、手締めか拍手で会を閉じる挨拶で、中締めは、このあとも残る人がいる会でいったん区切りをつけるために行い、どちらも1分ほどにまとめるのが一般的です。

締めの挨拶は、乾杯の音頭をとった人とは別の、役職の高い人や会の中心にいる人が頼まれることが多く、締めの後に幹事が二次会や帰りの案内をします。

中締めとお開きの違い

中締めお開き(締め)
意味会をいったん区切る会を閉じる
その後残る人は続けて飲食や歓談をする全員が席を立つ
挨拶をする人役職者や年長者、会の中心の人幹事や主催者、会の代表
手締めすることが多い中締めで手締めをした会では、案内だけのことも多い

一般的な使い分けで、会によって呼び方や担当は違います。

中締めは、会の途中で一度場を整え、帰りたい人が席を立ちやすくするための区切りです。中締めの後もお店の時間が残っていれば、残る人は続けて歓談します。一方、お開きは会そのものを閉じる挨拶で、会場を出る案内まで含めて行います。中締めで手締めをした会では、お開きは幹事の短い案内だけで済ませることもよくあります。

締めの挨拶の組み立て

  1. 締めに入ることを伝える:「宴もたけなわではございますが」
  2. 名乗る:指名された人なら名前、幹事なら「幹事の〇〇です」
  3. 会へのお礼や、印象に残ったことを一言
  4. 今後へのお願いや、主役へのはなむけの言葉
  5. 締め方を伝えて「お手を拝借」、手締めか拍手
  6. 「ありがとうございました」

「宴もたけなわ」は、宴会がいちばん盛り上がっている時という意味で、盛り上がっているところを惜しみつつ締める決まり文句です。お酒が進んだ時間帯の挨拶なので、聞く人の集中が続くうちに、手短に区切ります。

締めの挨拶を作る

場面、話す人、長さに加えて、締め方(一本締め・三本締め・一丁締め・拍手)と、中締めかお開きかを選べます。

挨拶メーカーを読み込んでいます…

飲み会の締めの例文

皆さん、盛り上がっているところすみません。そろそろ時間になりましたので、ここで締めさせていただきます。今日は久しぶりにゆっくり話せて、楽しい時間になりました。明日からも、このメンバーでよろしくお願いします。それでは一本締めで。お手を拝借、よーお。(パパパン、パパパン、パパパン、パン)お疲れさまでした。

送別会の締めの例文

送別会の締めでは、送られる人へのはなむけの言葉で結ぶと、会全体のまとまりが出ます。

宴もたけなわではございますが、ここで一度中締めとさせていただきます。〇〇さん、長い間本当にお疲れさまでした。教えていただいたことは、この職場でしっかり受け継いでいきます。新しい場所でのご活躍をお祈りして、一本締めで締めたいと思います。皆さま、お手を拝借。よーお。(パパパン、パパパン、パパパン、パン)〇〇さん、ありがとうございました。

懇親会の締めの例文

取引先や団体が集まる懇親会では、参加へのお礼と今後のお付き合いのお願いを丁寧に述べます。少し笑いを入れるなら、会の雰囲気に触れる程度の軽い一言にします。

ご指名をいただきました〇〇でございます。本日は長時間にわたりご参加いただき、誠にありがとうございました。皆さまのお話が弾みすぎて、締めの時間を三度確かめてしまいました。今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げ、三本締めで締めさせていただきます。お手を拝借。よーお。(三・三・三・一)よっ。(三・三・三・一)よっ。(三・三・三・一)誠にありがとうございました。

手締めの前に言うこと

手締めの前には、どの締め方で打つのかを必ず伝えます。「一本締めで締めます」とだけ言うと、1回だけ打つ人と10回打つ人が出ることがあるため、「三・三・三・一で打ちます」と打ち方まで添えると確実です。全員が立つ会では「ご起立をお願いします」、座ったままの会では「その場で結構です」と一言かけてから「お手を拝借」に移ります。

手締めの種類と打ち方は一本締め・一丁締め・三本締めのやり方で、音を鳴らして確かめられます。忘年会での挨拶の順番は忘年会の挨拶、会の始めの挨拶は乾杯の挨拶の例文と作り方にまとめています。

よくある質問

締めの挨拶は誰が頼まれますか。
乾杯をした人より立場が上の人や、会の中心にいる人が頼まれることが多いです。決まりはないので、幹事が前もってお願いしておきます。
締めの挨拶はどのくらいの長さですか。
30秒から1分ほどが目安です。お酒が入っている時間なので、短く区切って話します。
中締めの後に帰ってもよいですか。
構いません。中締めは、帰る人が席を立ちやすくするための区切りでもあります。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。

手締めの打ち方と回数:デジタル大辞泉「手締め」(コトバンク)、デジタル大辞泉「一本締め」(コトバンク)、デジタル大辞泉「三本締め」(コトバンク)、デジタル大辞泉「一丁締め」(コトバンク)(2026年10月23日確認)。掛け声と「関東一本締め」という呼び名は、公的な案内では確かめられなかったため、一般的な慣習として書いています。

話す速さ:1分に300字ほどは原稿を読み上げる速さとして広く使われる一般的な目安で、特定の調査の数字ではありません(2026年10月23日確認)。挨拶メーカーの文面はこのサイトで書いたものです。