しきたりノート

年末の挨拶メールの書き方

年末の挨拶メールは、件名に「年末のご挨拶」と社名・氏名を入れ、本文は今年のお礼、来年のお願い、年末年始の休業期間の案内の順に書くのが一般的です。

送るのは相手の仕事納めの数日前までにします。休み直前は受信が多く、読まれないまま年を越すことがあるためです。

件名の付け方

年末は挨拶や休業案内のメールが一度にたくさん届きます。件名だけで誰からの何のメールかわかるように、用件と社名、氏名を入れておくと埋もれません。休業期間を知らせる場合は、件名にもそのことを書いておくと、受け取った側が後で探しやすくなります。

項目考え方・補足
年末のご挨拶(株式会社〇〇 氏名)もっとも基本の形です。社名と氏名を添えると、ほかのメールに埋もれにくくなります。
本年のお礼と年末年始休業のお知らせ(株式会社〇〇)休業期間の案内を兼ねるときの形です。用件が二つあることが件名でわかります。
【年末年始休業のお知らせ】株式会社〇〇多くの取引先に休業だけを知らせるときの形です。
今年一年のお礼(氏名)担当者どうしの個別のメールで、少しやわらかくしたいときの形です。

件名の考え方はビジネスメールの件名の付け方でも詳しく扱っています。

本文の構成

本文は宛名と名乗りの後、四つの要素を順に並べます。お礼の部分では、その相手と今年取り組んだことを一つ具体的に書くのがこつです。同じ文面を一斉に送る場合でも、担当者あてのメールは一文だけ書き換えると印象が変わります。

項目考え方・補足
今年のお礼まず一年間お世話になったことへのお礼を書きます。具体的な仕事や出来事に一つ触れると、定型文に見えにくくなります。
来年のお願い「来年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます」など、来年も続く関係へのお願いを書きます。
休業期間の案内年末年始に休む期間と、休業中の連絡への対応を書きます。休業がない場合や社内向けなら省きます。
結び「良いお年をお迎えください」や、相手の健康を気づかう一文で結びます。

文例

基本の形、休業案内を兼ねる形、担当者どうしでやわらかく送る形の三つです。日付と社名は自分のものに直してください。

相手や雰囲気を選んで作るときは年末年始の挨拶メーカーで、休業期間を入れた文面も作れます。

休業期間の案内を入れるとき

年末年始に休む場合は、休業期間を曜日つきで書き、休業中に届いた連絡にいつから対応するかを添えます。急ぎの連絡先を用意しているなら、その番号や窓口も書きます。休業の案内だけを広く送るときは、挨拶メールと分けて「年末年始休業のお知らせ」として送る会社もあります。文例は年末年始休業のお知らせの文例にあります。

送る時期

官公庁の仕事納めは12月28日で、民間企業も同じころに休みに入るところが多いです。挨拶メールは12月中旬から20日過ぎまでに送ると、相手が落ち着いて読めます。相手の会社の休業日がわかっていれば、その数日前を目安にします。

返信の仕方

年末の挨拶メールを受け取ったら、なるべく早く短い返信をするのが一般的です。お礼の言葉と来年のお願いを書き、相手の休業期間に触れて「どうぞゆっくりお休みください」と添えると丁寧です。一斉送信の休業案内には返信しなくても構いません。返信のマナー全体はビジネスメールの返信のマナーにまとめています。

送る前に確かめたいこと

年末は担当者の異動や退職が重なる時期でもあるため、宛先の部署名や役職が今年のうちに変わっていないかを確かめます。複数の取引先へ同じ文面を送るときは、宛名や社名の差し替え漏れが起きやすいので、送信前に一通ずつ見直します。休業期間の日付と曜日が合っているかも、カレンダーで確認しておくと安心です。署名の電話番号やメールアドレスが年明けに変わる予定なら、その案内も添えておきます。

よくある質問

年末の挨拶メールはBCCで一斉に送ってもよいですか。
休業案内のような事務的な連絡ならBCCの一斉送信でも構いません。日頃やりとりの多い担当者には、個別に送る方が気持ちが伝わります。
仕事納めの当日に送ってもよいですか。
送っても失礼ではありませんが、相手がすでに休みに入っていることもあります。当日になったときは短めにまとめます。
「良いお年を」をメールで使ってもよいですか。
使えます。改まった文面では「良いお年をお迎えください」と最後まで書きます。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。

官公庁の年末年始の休み:行政機関の休日に関する法律 第1条(e-Gov)(12月29日から翌年1月3日まで、2026年10月15日確認)。