しきたりノート

手紙の結びの文例|健康を気遣う言葉

手紙の結びは、相手の健康や今後を気づかう一文で締めるのが一般的です。

季節の言葉と組み合わせると気持ちが伝わりやすくなります。「ご自愛ください」は「お体を」と重ねず、それだけで使います。

健康を気づかう結びの言葉20

健康を気づかう結びの言葉
1どうぞご自愛ください。
2くれぐれもお体を大切になさってください。
3季節の変わり目ですので、お体にお気をつけください。
4ご無理をなさいませんように。
5皆様のご健康を心よりお祈りしております。
6お元気でお過ごしください。
7健やかな毎日をお過ごしください。
8お体を第一にお過ごしくださいね。
9どうか無理をせず、ゆっくり休んでくださいね。
10ご家族の皆様もどうぞお元気で。
11体調を崩されませんよう、お祈りしております。
12お疲れが出ませんように。
13日々ご健勝でありますよう、お祈り申し上げます。
14いつまでもお元気でいてください。
15風邪など召されませんように。
16お健やかにお過ごしになりますよう、心から願っております。
17ご多忙の折、どうぞお体を大切に。
18変わらずお元気でいらっしゃることを願っております。
19お体をいたわりながらお過ごしください。
20ますますのご健康をお祈りいたします。

どの季節にも使える言葉です。相手との関係に合わせて敬語の度合いを変えます。

結びの一文は、手紙を読み終えた相手の心に最後に残る言葉です。用件だけを書いて終わるとそっけない印象になるため、短くても相手の体調や暮らしを思いやる言葉を一つ置くのが一般的とされます。目上の人には「お祈り申し上げます」、親しい相手には「気をつけてね」と、敬語の度合いを関係に合わせて変えます。

季節に合わせた結びの言葉

月季節に合わせた結びの言葉
1月寒さ厳しき折、どうぞお体を大切にお過ごしください。
2月春の訪れまでもう少し、暖かくしてお過ごしください。
3月寒暖の差が大きい時期ですので、どうぞご自愛ください。
4月新しい季節を、健やかにお過ごしください。
5月爽やかな季節を存分にお楽しみください。
6月梅雨冷えの日もありますので、お体をお大事に。
7月暑さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
8月残暑が続きますので、夏のお疲れが出ませんように。
9月朝晩の涼しさに、体調を崩されませんよう。
10月実りの秋、穏やかな日々をお過ごしください。
11月日ごとに寒さが増してまいりますので、温かくしてお過ごしください。
12月慌ただしい年の瀬、どうぞお体を大切に、よいお年をお迎えください。

書き出しの時候の挨拶と結びの季節の言葉は、同じ季節感でそろえると手紙全体がまとまります。たとえば冒頭で暑さに触れたなら、結びでは夏の疲れを気づかうといった具合です。季節の言葉を選ぶときは、手紙が相手に届く日の季節に合わせるのが基本で、月の変わり目に出すなら翌月の言葉を選ぶ人もいます。書き出しの季節の挨拶は時候の挨拶の一覧や今日の時候の挨拶で探せます。

相手別の結びの言葉

項目考え方・補足
目上の人へ末筆ながら、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
仕事の相手へ今後とも変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
親戚へ皆さんにもよろしくお伝えください。
友人へ近いうちに会えるのを楽しみにしています。
子供へいつでも応援しているからね。
両親へ二人とも、無理をしないで元気でいてね。

仕事の相手には、健康を気づかう言葉よりも「今後ともよろしくお願い申し上げます」のように付き合いの継続を願う言葉が選ばれやすく、私的な手紙では体調や家族を気づかう言葉が中心になります。一通の手紙で両方を書くときは、気づかいの言葉を先に、お願いの言葉を後に置くと自然な流れになります。

「ご自愛ください」の正しい使い方

項目考え方・補足
「ご自愛ください」の使い方「自愛」は自分の体を大切にするという意味なので、「お体をご自愛ください」と重ねず、「ご自愛ください」だけで使うのが一般的です。
健康を気づかう言葉は結びの定番どの季節にも使えるのは「どうぞお元気でお過ごしください」などの言葉です。
季節に合わせると気持ちが伝わる結びの言葉を季節の言葉と組み合わせると、型どおりではない印象になります。
弔事の手紙では重ね言葉を避ける「くれぐれも」「ますます」などの重ね言葉は、お悔やみの手紙では使わないのが一般的です。

「自愛」は自分自身を大切にするという意味を含む言葉なので、「お体をご自愛ください」と書くと意味が重なってしまいます。国語の解説でも重複表現として紹介されることが多く、「くれぐれもご自愛ください」「どうぞご自愛くださいませ」のように前に言葉を添えて使うのが一般的です。一方で、体調を崩している相手に「ご自愛ください」と書くのは、すでに無理をしている人に言い聞かせるようで気になるという人もいます。病気療養中の人には「一日も早いご回復をお祈りしております」などを選ぶと安心です。

結びの一文を自分の言葉にするコツ

定番の言葉に、相手の今の暮らしに合わせた一言を足すと、印象がぐっと変わります。受験を控えた家族がいる相手なら合格を願う言葉を、引っ越したばかりの相手なら新しい土地での暮らしを気づかう言葉を添えるといった具合です。手紙の本文で触れた話題を結びでもう一度受けると、読み終えたときのまとまりも良くなります。

弔事の手紙での結び

お悔やみの手紙では、「くれぐれも」「ますます」などの重ね言葉が、不幸が重なることを連想させるとして避けられます。結びは「ご家族の皆様もどうかご無理をなさいませんように」など、遺族の体を気づかう一文にとどめるのが一般的です。お悔やみの手紙全体の流れはお悔やみの手紙を参照してください。

結びの後には、頭語に合わせた結語を書きます。組み合わせは頭語と結語の対応表、手紙全体の組み立ては手紙の書き方で確かめられます。お礼の手紙の結び方はお礼状の書き方でも紹介しています。

よくある質問

結びの言葉は二つ重ねてもよいですか。
健康を気づかう言葉と、今後のお付き合いを願う言葉を一つずつ並べる書き方は一般的です。同じ意味の言葉を続けると冗長になるため、二文程度にとどめます。
男性が「ご自愛くださいませ」と書いてもよいですか。
「ませ」はやわらかい響きの言葉で、男性が使っても誤りではありません。仕事の手紙では「ご自愛ください」で十分とされます。
年下の相手にも「ご自愛ください」は使えますか。
目上の人にも年下の人にも使える言葉です。親しい年下の相手には「体に気をつけてね」など、普段の言葉で書く人も多いです。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。