教育実習のお礼状の書き方と例文
教育実習のお礼状は、実習が終わってから1週間以内を目安に、校長先生と指導教員にそれぞれ一通ずつ手書きで出すのが一般的です。
白無地の便箋に黒のペンで縦書きし、頭語と時候の挨拶、実習で学んだことへの具体的な一言、これからの決意、結語の順に書きます。下の文面メーカーで、宛先に合わせた下書きを作れます。
文面メーカーで下書きを作る
「何へのお礼か」は教育実習、「相手」は上司・先生、「形式」は手紙が選ばれた状態で開きます。三通りの文面が出るので、自分の言葉に近いものを選び、実習中の出来事を一つ書き足すと、その学校で過ごしたあなたならではのお礼状になります。季節の欄は今月の時候の挨拶が自動で入りますが、出す月に合わせて変えることもできます。
お礼状の文面メーカーを読み込んでいます…
メーカーの文面はあくまで骨組みです。印象に残った授業や、先生からかけられた言葉を具体的に入れると、型どおりの文より気持ちが伝わりやすくなります。
誰に出すか、いつまでに出すか
| 項目 | 考え方・補足 |
|---|---|
| 宛先は校長先生と指導教員 | 校長先生宛と指導教員宛に一通ずつ出すのが一般的で、学級でお世話になった場合は生徒あての手紙を添える人もいます。 |
| 実習が終わってから1週間以内 | 遅くとも1週間以内に届くよう出すのが一般的です。 |
| 手書きが一般的 | 白無地の便箋に黒のペンで手書きし、白い和封筒に入れます。 |
一般的には、学校の代表である校長先生と、毎日の授業を見てくださった指導教員の二人に、別々の手紙を出します。教頭先生や学年の先生にもお世話になった場合は、指導教員あての手紙の中で「先生方にもよろしくお伝えください」と添える書き方がよく見られます。大学によっては出す相手を指定していることもあるので、実習の手引きを一度確かめておくと安心です。
時期は実習の最終日から1週間以内が目安とされます。最終日の夜に下書きを作り、週末までに清書して投函すると、先生方の記憶が新しいうちに届きます。遅れてしまったときは、冒頭で「ご挨拶が遅くなり申し訳ございません」と一言お詫びを入れてから本文に進みます。
手紙に書くこと
順番は、頭語(拝啓)、時候の挨拶、相手の安否を気づかう言葉、実習を受け入れていただいたお礼、実習で学んだこと、今後の決意、相手の健康を祈る言葉、結語(敬具)、日付、自分の大学名と氏名、相手の名前です。校長先生あてには学校全体への感謝を中心に、指導教員あてには授業づくりや生徒との関わりで教わったことを中心に書くと、二通の内容が自然に分かれます。
学んだことは「大変勉強になりました」だけで終わらせず、どの授業のどんな場面で何に気づいたかを一つ書くのがこつです。たとえば、板書の順序を直していただいたこと、生徒の発言を待つ時間の取り方を教わったことなど、小さな出来事で構いません。
例文(校長先生・指導教員・生徒へ)
以下の文例は、宛先ごとに中心となる内容を変えています。名前や期間、季節の挨拶は自分の実習に合わせて書き換えてください。
校長先生へ
拝啓 初夏の候、校長先生にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。このたびの教育実習では、ご多忙の中、実習の機会をお与えいただき、誠にありがとうございました。先生方や生徒の皆さんの温かい雰囲気の中で、教育という仕事の重みと喜びを肌で感じることができました。ここで学んだことを胸に、教員を目指して努力を重ねてまいります。末筆ながら、貴校のますますのご発展をお祈り申し上げます。敬具
指導教員へ
拝啓 梅雨明けが待ち遠しい季節となりました。〇〇先生には、三週間の実習期間中、終始熱心にご指導いただき、心より御礼申し上げます。初めての授業で頭が真っ白になった私に、まず生徒の顔を見るようにと声をかけてくださったことは、今も忘れられません。先生のように一人一人に向き合える教員になれるよう、勉強を続けてまいります。どうぞお体を大切になさってください。敬具
担当した学級の生徒たちへ
〇年〇組の皆さんへ。三週間、一緒に過ごしてくれてありがとう。休み時間に話しかけてくれたことや、最後の授業で一生懸命に手を挙げてくれた姿は、私の宝物です。皆さんのこれからの毎日が、楽しく実りあるものになるよう応援しています。
担当した学級の生徒あての手紙は、出すかどうかを指導教員に相談してから決めるのが無難です。学級に掲示してもらえることもあれば、個人情報の扱いから控えるよう言われることもあります。
便箋・ペン・封筒の選び方
便箋は白無地の縦書き用、ペンは黒のボールペンか万年筆が一般的で、消せるボールペンや色の付いたインクは避けます。パソコンで作った文面を印刷する人もいますが、教育実習では手書きのほうが丁寧に受け取られることが多いとされます。書き損じたら修正液は使わず、その一枚を書き直します。
封筒は白無地の和封筒を使い、便箋の枚数に合った大きさを選びます。宛名の書き方や裏面の書き方は教育実習のお礼状の封筒の書き方で、宛名の見本メーカーと一緒に紹介しています。便箋の折り方と入れる向きはお礼状の封筒への入れ方にまとめました。
よくある質問
- 教育実習のお礼状はメールでもよいですか。
- 学校あてのお礼は手紙が一般的です。学校の方針でメールを使うよう言われている場合を除き、手書きの手紙を郵送するほうが無難とされます。
- 校長先生と指導教員の手紙を一つの封筒にまとめてもよいですか。
- 一般的には別々の封筒に入れ、それぞれの先生あてに出します。同じ日に投函すれば、届く日もそろいます。
- 便箋は何枚くらい書けばよいですか。
- 一枚から二枚が目安です。一枚で収まった場合、白紙の便箋を一枚重ねる習慣を守る人もいますが、気にしない学校も多くなっています。
- 実習から時間がたってしまいました。今からでも出すべきですか。
- 遅れても出したほうがよいとされます。冒頭でお詫びを一言添え、実習で学んだことを丁寧に伝えれば、気持ちは十分に伝わります。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。