しきたりノート

喪中はがきの文例|続柄別・カジュアルな書き方

挨拶を控える旨、誰がいつ何歳で、お礼、今後のお願い、日付。

喪中はがきの文例はこの五つの要素でできています。下の文例は続柄ごとに故人の行だけを入れ替えたもので、句読点を入れない慣例に合わせています。

文例の組み立て方

一行目は、年賀状を出さないことを伝える挨拶です。「喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます」がもっとも改まった言い方で、目上の人や仕事関係にも使えます。二行目で、亡くなった月と、差出人から見た続柄、名前、年齢を書きます。続く行で生前のお付き合いへのお礼と、これからもよろしくという気持ちを伝え、最後に差し出す年と月を入れます。

名前は名字を省いて名だけを書くことが多く、故人と差出人の名字が違うときはフルネームにします。年齢は満年齢なら「〇〇歳」、数え年なら「享年〇〇」とするのが一般的です。

続柄別の文例(丁寧な文面)

どの文例も、故人の名前を〇〇としています。必要に応じて名前と年齢、月を書き換えてください。

夫を亡くした方の文例は夫が亡くなった場合の喪中はがきに、友人向けのやわらかい文面は友達に送る喪中はがきにまとめています。

続柄はだれから見て書くか

続柄は、はがきの差出人から見た呼び方で書きます。夫婦連名で出すとき、妻の父が亡くなったのであれば「義父」とするか、「妻〇〇の父」のように書けば、受け取った人にも誰のことか伝わります。夫婦それぞれの知人に送る場合は、後者の書き方のほうが分かりやすいと感じる人が多いようです。

同じ年に二人の身内を亡くしたときは、一枚のはがきに二人分の行を並べます。亡くなった順に書き、その後のお礼やお願いの行は一度だけにまとめます。

カジュアルな文面、堅苦しくない書き方

親しい友人には、格式ばった言い回しにこだわらなくても構いません。「新年のご挨拶を控えさせていただきます」のように少しやわらげ、お礼の行も普段の言葉に近づけると、気持ちがまっすぐ伝わります。ただし、喪中であること、誰が亡くなったかという中心の部分は省かないようにします。

やわらかい書き方であっても、近況の報告や「よいお年を」のような明るい挨拶は入れないのが一般的です。伝えたいことがあれば、寒中見舞いや別の手紙に回すと落ち着いた印象になります。

書かないほうがよいこと

「年賀」「おめでとう」などお祝いの言葉、結婚や出産などの近況、病名や亡くなった詳しい事情は書かないのが慣例です。頭語や時候の挨拶も不要で、本題から書き始めます。弔事で避けたい重ね言葉に気をつけたいときは、忌み言葉チェッカーで文面を確かめられます。

よくある質問

句読点を入れたら間違いですか。
間違いではありません。儀礼の書状では句読点を使わない慣習がありますが、読みやすさを優先して入れる人もいます。見本メーカーでは句読点のあり・なしを切り替えられます。
故人の名前は書かないといけませんか。
書くのが一般的ですが、続柄だけで済ませる文面もあります。相手が故人を知らない場合は、続柄だけでも十分に伝わります。
亡くなった日付まで書きますか。
月までにとどめ、日までは書かないことが多いです。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。