子連れで葬儀に参列するとき
子連れで参列するときは、出入口に近い後ろの席に座り、ぐずったらすぐ外に出られるようにしておくのが一般的です。
- 服装は制服か、黒・紺・グレーの落ち着いた服
- 焼香は大人と一緒に手を合わせるだけでもよい
- 乳児を連れて行くかは、遺族や会場の様子で判断する
子供を連れて行くかどうかの判断
| 項目 | 考え方・補足 |
|---|---|
| 連れて行くかの判断 | 故人と親しかった子や、預け先がないときは連れて行くのが一般的です。乳児は会場の都合を確かめます。 |
| 席は出入口の近くに | ぐずったときにすぐ外に出られるよう、後ろの出入口に近い席に座ります。 |
| 泣いたら一度外に出る | 読経や弔辞の最中に泣いたら、静かに席を外します。 |
| 焼香は大人と一緒に | 小さな子は抱いたまま、または大人の横で手を合わせるだけでも構いません。 |
子供を葬儀に連れて行くかどうかに、決まった答えはありません。故人が祖父母や親しい親戚で、子供もかわいがってもらっていた場合は、お別れの場に立ち会わせたいと考える家が多いです。一方で、仕事関係の葬儀や知人の告別式では、預け先があれば大人だけで参列するのが一般的です。
預け先がなく連れて行くしかないときも、参列そのものを遠慮する必要はありません。親族の中には、子供の声で場が和らぐと受け止める人もいます。ただ、読経の静けさを大切にしたいと考える遺族もいるため、迷ったときは遺族か、葬儀を手伝っている親族に一言相談しておくと安心です。
子供の服装
小学生から高校生までで学校の制服があれば、制服が正式な装いとされます。制服がない場合は、黒や紺、グレーの上着とズボンやスカートに、白いシャツやブラウスを合わせます。靴は黒やこげ茶など地味な色で、光る飾りやキャラクターの付いたものは避けたほうが落ち着いて見えます。年齢ごとの具体的な組み合わせは子ども・学生の喪服で紹介しています。
乳児や幼児は、喪服を用意しなくても、白や黒、紺など淡色か暗色の服で清潔にしていれば十分とされます。汚れたときのために着替えを一組持っていくと、慌てずに済みます。
席の選び方と退席のタイミング
会場に着いたら、出入口に近い後方の席を選びます。通路側に座っておくと、子供が泣き出したときに周りの人の前を通らずに外へ出られます。親族として前方の席を案内された場合も、係の人に事情を伝えれば端の席に変えてもらえることが多いです。
読経や弔辞の最中に子供がぐずったら、無理にあやし続けるより、一度ロビーや控室に出るほうが周りへの配慮になります。落ち着いたら静かに席へ戻り、焼香の順番が来たら大人と一緒に前に進みます。小さな子は抱いたまま焼香するか、隣で手を合わせるだけでも失礼にはなりません。焼香の手順そのものは焼香の作法で確かめられます。
乳児と幼児を連れて行くときの準備
乳児を連れて行く場合は、授乳やおむつ替えができる場所があるかを、会場か葬儀社に前もって聞いておくと安心です。ミルクやおむつ、ガーゼ、着替えを一つのバッグにまとめ、席の足元に置いておきます。幼児には、音の出ない絵本や小さなおもちゃ、飲み物を用意し、式の間に静かに過ごせるよう工夫します。持ち物全体の一覧は葬儀の持ち物一覧にあります。
中学生や高校生なら、本人に参列したいかを聞いて決める家も多いです。故人とのお別れをきちんとしたいと話す子もいれば、人が大勢いる場が苦手な子もいるため、気持ちを尊重して無理に連れて行かない判断もあります。
通夜振る舞いや精進落としの席でも、長居はせず、子供が疲れる前に失礼するのが一般的です。遺族への挨拶は短く済ませ、「子供がいるので先に失礼します」と一言伝えれば十分です。
よくある質問
- 子供の分の香典は必要ですか。
- 子供の分を別に包む必要はないとされます。家族で参列するときは、世帯主の名前で一つの香典にまとめるのが一般的です。
- 何歳から焼香をさせればよいですか。
- 年齢の決まりはありません。小学生くらいになれば、大人の手元を見ながら同じように焼香できる子が多いです。
- 子供が騒いでしまったら、遺族に謝るべきですか。
- 退席できていれば大きな問題にはなりません。気になるときは、帰り際に「お騒がせしました」と短く伝える程度で十分です。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。