しきたりノート

七五三当日の流れ

七五三の当日は、着付けと写真を済ませてから神社へ向かい、社務所で祈祷を申し込んで初穂料を納め、祈祷を受けた後に千歳飴などの授与品をいただき、家族で食事をするのが一般的な流れです。

参拝と祈祷だけなら1時間ほど、着付けや写真、食事会まで含めると半日から一日がかりになるのが一般的な目安です。小さな子に合わせて、余裕のある予定を組んでおきます。

当日のタイムスケジュールの例

一日の流れは、着付けと写真を先にするか、参拝を先にするかで変わります。午前中に参拝し、昼に食事会をして早めに帰る形が、子どもにとって負担の少ない組み立てとされています。

  1. 朝:着付けとヘアセット(美容院や写真館で1時間ほど)
  2. 午前:写真館で記念撮影(前撮りにした家は省きます)
  3. 昼前:神社に着いて参拝、祈祷の受付
  4. 祈祷:20〜30分ほど(神社や混み具合で変わります)
  5. 昼:家族や祖父母と食事会
  6. 午後:着替えて帰宅

時間はどれも一般的な目安です。人気の神社では祈祷の受付から始まるまでに待ち時間が出ることがあるので、着物で待つ子どものために、飲み物や軽いおやつ、着替えを用意しておくと安心です。

神社に着いてからの参拝の作法

神社では、鳥居の前で一礼して参道の端を歩き、手水で手と口を清めてから拝殿に向かうのが一般的です。着物の袖が濡れないよう、子どもの手水は大人が手を添えて手伝うとよいでしょう。拝礼の手順は初詣と同じなので、初詣の参拝の作法を参考にしてください。

祈祷を受けずにお参りだけをする場合は、拝殿の前でお賽銭を納めて拝礼し、子どもの成長へのお礼を伝えます。祈祷を受ける場合は、拝礼の前後に社務所で申し込みを済ませます。

祈祷の受付と初穂料の渡し方

祈祷は社務所や受付所で申込用紙に子どもの名前や生年月日、住所を書いて申し込み、初穂料を納めます。初穂料は一人5,000〜1万円ほどが一般的な目安で、神社が金額を決めていればそれに従います。のし袋の書き方や兄弟の包み方は七五三の初穂料にまとめています。

祈祷の間は、神職がお祓いと祝詞をあげ、最後に玉串を捧げるよう案内されることがあります。作法がわからなくても、神職や巫女の案内に合わせれば問題ありません。

千歳飴と授与品

項目考え方・補足
11月15日の由来は諸説江戸幕府の5代将軍徳川綱吉の子の祝いがこの日に行われたことに始まるという話が知られていますが、言い伝えの一つで、確かなことはわかっていません。
鬼宿日という説暦の上で鬼が出歩かない吉日とされる「鬼宿日」にあたったからという説もあります。
千歳飴の言い伝え千歳飴は、長く伸びる飴に長生きの願いを込めたもので、江戸時代に売り出されたのが始まりと伝えられています。

祈祷を受けると、千歳飴やお守り、お札、記念品などの授与品をいただけるのが一般的です。お参りだけのときも、社務所で千歳飴を授与している神社があります。千歳飴は長い棒状なので、袋ごと持ち歩くより、大人が預かっておくと子どもが転ばずに済みます。

いただいた千歳飴は、家族で分けて食べたり、写真の小道具にしたりと楽しみ方はさまざまです。小さな子には割って少しずつ与え、のどに詰まらせないように気をつけます。

参拝後の食事会と所要時間

参拝の後は、祖父母を招いて食事会をする家が多くあります。着物のまま入れる個室のある店や、子ども向けのメニューがある店を選ぶと、汚れや騒ぎを気にせずに過ごせます。食事会の費用は親が持つことが多く、祖父母から受け取ったお祝いへのお礼を兼ねる考え方もあります。

移動を含めた所要時間は、参拝だけなら1時間ほど、写真と食事会まで含めると4〜6時間ほどが一般的な目安です。3歳の子は長時間の着物に疲れやすいので、食事会の前に洋服に着替えさせる家もあります。

よくある質問

祈祷の予約は必要ですか。
予約が要らない神社も多いですが、七五三の時期は予約制にしている神社もあります。参拝する神社のホームページや電話で確かめます。
父母の服装は着物でないといけませんか。
着物でも洋装でも構いません。主役の子どもより控えめな装いにするのが一般的です。
途中で子どもがぐずったらどうすればよいですか。
祈祷の途中でも、一度外に出て落ち着かせて構いません。神職も慣れているので、気にしすぎずに見守ります。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。

七五三の由来と年齢・日取り:東京都神社庁「七五三は男女それぞれ何歳で祝うのですか」、明治神宮「ご祈願に関するよくあるご質問」(2026年10月15日確認)。