しきたりノート

内定辞退はいつまでに伝える?

内定辞退は決めた時点ですぐに伝えるのが一般的で、新卒なら正式な内定日(卒業年度の10月1日以降)の内定式の前、転職なら入社日の2週間前までが一般的な目安です。期限を過ぎても辞退はできますが、早いほど会社の負担が少なくなります。

会社は辞退の連絡を受けてから、ほかの候補者への連絡や追加の募集を始めます。迷っている期間が長くなるほど、会社にも、その枠を待つほかの応募者にも影響が出ます。

新卒と転職で変わる目安

新卒の就職活動は、政府が示す就職・採用活動日程に沿って進み、2027年度に卒業・修了する予定の人は、正式な内定日が卒業・修了年度の10月1日以降とされています。多くの会社はこの日に内定式を開くため、辞退するなら内定式の前までに伝えるのが一つの区切りとされます。

転職では内定から入社までの期間が短く、1〜2か月ほどのことも少なくありません。民法627条の「解約の申入れから2週間」を目安に、入社日の2週間前までとする考え方がありますが、実際には辞退を決めたその日のうちに連絡するのが丁寧です。

項目考え方・補足
新卒の正式な内定日は10月1日以降政府の就職・採用活動日程では、2027年度卒業・修了予定者の正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降とされ、多くの会社がこの日に内定式を開きます。
新卒は内定式の前が目安新卒の内定辞退は、遅くとも10月1日ごろの内定式の前までに伝えるのが一般的な目安です。内定式の後は入社の準備が進むため、会社の負担が大きくなります。
転職は入社日の2週間前が目安転職の内定辞退は、民法627条の2週間を目安に、入社日の2週間前までに伝えるのが一般的な目安とされます。実際には、決めた時点ですぐに伝える方が丁寧です。
遅くなってしまったとき目安の時期を過ぎても辞退はできますが、まず電話で遅くなったことをお詫びし、メールか手紙で改めてお詫びとお礼を伝えます。入社日の直前や当日になってからの連絡は避けます。

早めに伝えた方がよい理由

新卒の採用では、会社は内定者の人数に合わせて配属や研修、備品の準備を進めます。秋以降に辞退が出ると、ほかの学生に声をかけ直す時間が限られ、採用計画そのものを見直すことになります。

転職の場合は、入社日に向けて席や機材、アカウントの準備が進み、前任者からの引き継ぎの段取りも組まれています。入社直前の辞退は現場の予定を大きく崩すため、気持ちが固まった段階で一日でも早く連絡します。

学校推薦で応募した場合は、会社だけでなく大学の推薦担当の先生にも影響が及びます。辞退を考え始めた段階で先に先生に相談し、会社への連絡の時期と方法を一緒に決めておくと、後の手続きが進めやすくなります。

迷いがあるうちは、内定の返事を待ってもらえるよう会社に相談する方法もあります。返事の期限を延ばしてもらえるかどうかは会社によって違うため、承諾する前に確かめておくと、後から辞退する事態を減らせます。

遅くなってしまったとき

目安の時期を過ぎていても、辞退はできます。大切なのは、遅れたことを言い訳せずに率直にお詫びし、これ以上遅らせないことです。まず電話で採用担当者に伝え、そのうえでメールか手紙で改めてお詫びします。

電話をかける時間帯や話す順番は内定辞退の電話のかけ方に、承諾書を出した後の考え方は内定承諾書を出した後の辞退にまとめています。入社日の当日や直前に連絡するのは、会社への影響が大きいため避けます。

よくある質問

内定式に出た後でも辞退できますか。
内定式の後でも辞退はできます。ただし会社の準備が進んでいるため、電話で丁寧にお詫びし、必要に応じて手紙でも改めて伝えます。
土日や夜に辞退を決めたら、いつ連絡すればよいですか。
電話は会社の営業時間内にかけます。夜や休日に決めたときは、先にメールで一報を入れ、翌営業日に電話をかける方法もあります。
複数の内定を持っていても問題ありませんか。
複数の会社から内定をもらうこと自体はよくあることです。行かないと決めた会社には、決めた時点で早めに辞退を伝えます。返事を保留している会社がある場合も、期限が来る前に状況を伝えておくと誠実です。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。

期間の定めのない雇用の解約:民法 第627条(e-Gov)(解約の申入れから2週間で終了)。新卒の正式な内定日:内閣官房「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程」、厚生労働省「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」(卒業・修了年度の10月1日以降、2026年10月15日確認)。