電話応対のマナー
仕事の電話は3コール以内に出て、会社名と自分の名前を名乗るのが基本です。
「もしもし」は使わず、保留は30秒ほどを目安に、長くなりそうなら折り返します。担当者が不在なら「席を外しております」と伝えて伝言を受け、相手が切ってから受話器を置くのが一般的です。
電話を受けるときの基本
| 項目 | 考え方・補足 |
|---|---|
| 3コール以内に出る | 3回以上鳴ってから出たときは「お待たせいたしました」と添えます。 |
| 会社名と名前を名乗る | 「はい、〇〇株式会社の〇〇でございます」と名乗ります。 |
| 「もしもし」は使わない | 仕事の電話では「もしもし」を使わないのが一般的です。 |
| 相手が名乗らないとき | 「恐れ入りますが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」と尋ねます。 |
| 保留は30秒が目安 | 長くなりそうなときは、いったん切って折り返します。 |
| 取り次ぎ | 誰から誰への電話かを伝えてから保留を解除し、つなぎます。 |
| 不在の伝え方 | 「あいにく〇〇は席を外しております」と伝え、戻りの時間の目安と、折り返しか伝言かを尋ねます。 |
| 伝言メモの項目 | 相手の会社名と名前、日時、用件、折り返しの要否と連絡先、受けた人の名前を書きます。 |
| 折り返しの言い方 | 「〇〇様からお電話をいただき、折り返しご連絡いたしました」と伝えます。 |
| 切るタイミング | 相手が切ってから静かに受話器を置くのが一般的です。かけた側が先に切るとする考え方もあります。 |
| 携帯電話にかける時間帯 | 始業前や昼休み、夜遅くは避けるのが一般的です。 |
電話は相手の顔が見えない分、最初の一言で会社の印象が決まります。呼び出し音が3回鳴るまでに出るのが目安で、それより遅れたときは「お待たせいたしました」と添えます。名乗るときは会社名、部署名、自分の名前の順で、はっきりと区切って話します。
「もしもし」は親しい間柄の電話で使う言葉なので、仕事の電話では使わないのが一般的です。かかってきた電話には「はい」で受け、こちらからかけるときは「お世話になっております」から始めます。
相手が名乗らないとき
相手が名乗らずに用件を話し始めたときは、話の区切りで「恐れ入りますが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」と確かめます。聞き取れなかったときに曖昧なまま進めると、取り次ぎや伝言で困るため、もう一度尋ねるほうが親切です。会社名の漢字や名前の読みが分かりにくいときは、伝言メモに書く前に復唱して確かめます。
保留と取り次ぎ
担当者に代わるときは、「少々お待ちください」と伝えてから保留にします。保留の時間は30秒ほどが目安で、それ以上かかりそうなときは一度電話口に戻り、「お調べしてこちらからお電話いたします」と折り返しを提案します。
取り次ぐときは、担当者に誰から何の件の電話かを伝えてから保留を解除すると、相手が同じ説明を繰り返さずに済みます。来客の対応中などですぐに代われないときの判断は、応接室の上座で紹介している来客の案内と同じく、相手を待たせない段取りを優先します。
不在のときと伝言メモ
担当者がいないときは、「あいにく〇〇は席を外しております」のように、理由を詳しく言わずに伝えます。会議や外出の予定を細かく話すと、社外の人に社内の事情を伝えすぎることになるためです。戻りの時間の目安を伝え、折り返しにするか伝言を預かるかを相手に選んでもらいます。
伝言メモには、相手の会社名と名前、受けた日時、用件、折り返しが必要かどうかと連絡先、受けた人の名前を書きます。メモは担当者の机の見える場所に置き、戻ったら口頭でも一言伝えると行き違いを防げます。
電話応対でよく使う12の言い回し
| 電話応対でよく使う言い回し | |
|---|---|
| 1 | はい、〇〇株式会社でございます。 |
| 2 | お電話ありがとうございます。総務部の〇〇でございます。 |
| 3 | 恐れ入りますが、もう一度お名前をお伺いできますでしょうか。 |
| 4 | 少々お待ちくださいませ。 |
| 5 | 大変お待たせいたしました。 |
| 6 | あいにく〇〇はただいま席を外しております。 |
| 7 | 戻りましたら、こちらからお電話を差し上げるようにいたしましょうか。 |
| 8 | よろしければ、ご用件を承ります。 |
| 9 | 念のため、お電話番号を伺ってもよろしいでしょうか。 |
| 10 | 〇〇が承りました。 |
| 11 | お忙しいところ恐れ入ります。〇〇株式会社の〇〇と申します。 |
| 12 | 失礼いたします。 |
言い回しは覚えておくと、とっさの場面でも落ち着いて話せます。最初のうちは、電話の近くに一覧を置いておく人もいます。
折り返しと切るタイミング、携帯への電話
折り返すときは、「先ほどはお電話をいただきありがとうございました」と、誰からの電話への返事かを最初に伝えます。電話を切るときは、相手が切ったのを確かめてから静かに受話器を置くのが一般的です。かけた側が先に切るのが本来という考え方もあり、取引先との間では、目上の相手が切るのを待つ人が多いです。
仕事の相手の携帯電話にかけるときは、始業前や昼休み、夜遅くの時間帯を避けます。出てもらえたら「今お時間よろしいでしょうか」と確かめてから用件に入ります。来客を迎える席の決め方は上座と下座の基本にまとめています。
よくある質問
- 3コール以上鳴ってから出たときは何と言いますか。
- 「お待たせいたしました」と添えてから名乗るのが一般的です。
- 担当者が休みのときも「席を外しております」でよいですか。
- 休みの日は「本日は休みをいただいております」と伝え、急ぎの用件かどうかを確かめます。
- 保留が長くなりそうなときは。
- 30秒ほどを目安に一度電話に戻り、こちらから折り返すことを提案します。
- 電話はどちらが先に切りますか。
- 相手が切ってから置くのが一般的ですが、かけた側が先に切るとする考え方もあります。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。