しきたりノート

寒中見舞いの贈り物とのし

寒中見舞いとして品物を贈るときは、紅白蝶結びの掛け紙に「寒中御見舞」、目上の方には「寒中御伺」と書き、3,000円前後のお菓子などを選ぶのが一般的な目安です。

相手が喪中のときは水引のない白い掛け紙にし、立春を過ぎたら表書きを「余寒御見舞」に変えます。年内にお歳暮を贈れなかったときの代わりとしても使われます。

表書きと掛け紙の選び方

項目考え方・補足
表書きは「寒中御見舞」目上の方には「寒中御伺」とするのが一般的です。立春を過ぎたら「余寒御見舞」とします。
紅白の蝶結び季節の贈り物なので紅白の蝶結びの掛け紙を使います。相手が喪中のときは、水引のない白い掛け紙や短冊にします。
品物の目安お菓子や日持ちのする食品などを、3,000円前後で選ぶ人が多いのが一般的な目安です。
お歳暮が遅れたとき年内にお歳暮を贈れなかったときは、松の内が明けてから寒中見舞いとして贈ります。

寒中見舞いの贈り物は、寒い時期に相手の体を気づかう季節の挨拶です。何度あってもよいお付き合いの贈り物なので、掛け紙は紅白の蝶結びを使うのが一般的です。表書きは水引の上の中央に、名前は水引の下に贈り主の姓かフルネームを書きます。

「御見舞」の字は目上の方に対して上から気づかうように受け取られることがあるため、上司や恩師などには「寒中御伺」とする書き方が知られています。どちらを使っても失礼ではありませんが、相手との関係で使い分けると丁寧です。

掛け紙の書き方や水引の見本は、表書き見本メーカーで用途を選んで確かめられます。

時期による表書きの変化

品物を届ける時期によって、表書きは三つに分かれます。年内から松の内のうちに届けるならお歳暮や「御年賀」、松の内が明けてから立春の前日まで(2027年は2月3日まで)なら「寒中御見舞」、立春を過ぎて2月の終わりごろまでなら「余寒御見舞」とするのが一般的です。

配送で贈るときは、到着日がどの期間に入るかで表書きを決めます。発送日ではなく届く日で考えると、表書きと時期がずれずに済みます。

相手が喪中のとき

喪中の家に寒中見舞いの品を贈るときは、紅白の水引を避け、白無地の掛け紙か「寒中御見舞」と書いた白い短冊を使います。お祝いを思わせる華やかな包装や、おめでたい名前の付いた品物も控えると安心です。

四十九日を過ぎる前の忌中であれば、品物は控えてはがきだけにする人もいます。気持ちを伝えたいときは、喪中の方への寒中見舞いの文面を添えると、品物だけを送るより思いが伝わります。

お歳暮を贈れなかったとき

年末の準備に追われてお歳暮を贈りそびれたときや、こちらか相手が喪中で年内の贈り物を控えたときは、松の内が明けてから寒中見舞いとして贈るのが一般的なやり方です。お歳暮の相場や時期の考え方はお歳暮のマナーにまとめています。

品物の選び方

寒中見舞いの品は、日持ちのするお菓子や、温かい飲み物、調味料などの食品がよく選ばれます。金額は3,000円前後が一般的な目安で、日頃のお付き合いの程度に合わせて決めます。相手の家族の人数が多いときは、個包装で分けやすいものを選ぶと喜ばれます。

品物には、寒中見舞いのはがきか一筆箋を添えると気持ちが伝わります。添える文面は寒中見舞いの文例の文面メーカーで作れます。

よくある質問

寒中見舞いの品にのしは付けますか?
慶事の贈り物ではないため、のしの付かない掛け紙を使う人もいます。紅白蝶結びの掛け紙でも失礼にはあたりません。
寒中見舞いの品にお返しは必要ですか?
季節の挨拶なので、お礼状やお礼の電話で十分とされます。品物でお返しをするなら、いただいた品の半額ほどが一般的な目安です。
取引先に寒中見舞いの品を贈ってもよいですか?
年始の挨拶に伺えなかったときなどに贈る会社もあります。表書きは「寒中御見舞」とし、会社名と担当者名を書きます。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。