7月の時候の挨拶|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び
7月は小暑(7月7日ごろ)と大暑(7月23日ごろ)の月で、梅雨明けから真夏の言葉へ移ります。
上旬は「梅雨明けの候」「小暑の候」、中旬は「盛夏の候」「猛暑の候」、大暑からの下旬は「大暑の候」「炎暑の候」がよく使われます。
時候の挨拶を読み込んでいます…
7月の時候の挨拶 上旬・中旬・下旬の書き出し
| 時期 | 書き出し(漢語調) |
|---|---|
| 7月上旬 | 夏至の候、向暑の候、梅雨の候、小暑の候、盛夏の候、猛暑の候 |
| 7月中旬 | 猛暑の候、七夕の候、梅雨明けの候、炎暑の候、小暑の候、盛夏の候 |
| 7月下旬 | 猛暑の候、極暑の候、大暑の候、梅雨明けの候、炎暑の候、小暑の候 |
上旬は1〜10日、中旬は11〜20日、下旬は21日〜月末の目安です。
7月は地域によって梅雨明けの時期が大きく違うため、季節感の出し方に工夫がいります。上旬はまだ梅雨の続く地域が多く、「梅雨明けが待ち遠しい」という表現や、小暑を迎えて暑さが増してきた様子を伝える言葉が落ち着きます。梅雨が明けると一気に夏の日差しになるため、中旬以降は「盛夏」「猛暑」など暑さを正面から表す言葉がよく合います。大暑の時期は一年で最も暑いころとされ、相手の体調をいたわる言葉を厚めにするのが一般的です。
7月の二十四節気:小暑と大暑
| 二十四節気 | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| 小暑 | 7月7日 | 7月7日 |
| 大暑 | 7月23日 | 7月23日 |
国立天文台「暦要項」の二十四節気の日付です。
小暑は2026年、2027年とも7月7日で、七夕と同じ日です。この日から立秋の前日までが「暑中」とされ、暑中見舞いを出す時期の目安になります。大暑は2026年、2027年とも7月23日です。大暑のころには夏の土用に入り、土用の丑の日にうなぎを食べる習慣もこの時期のものです。
暑中見舞いを出すなら
暑中見舞いは、小暑から立秋の前日までに出す季節の便りです。梅雨明けを待ってから出すという考え方もあります。書き出しは「暑中お見舞い申し上げます」とし、漢語調の時候の挨拶は重ねないのが一般的です。はがきの書き方や返事の文例は暑中見舞い・残暑見舞いのページで紹介しています。
7月の行事と季節の話題
七夕の短冊、海の日の海辺、土用の丑の日と、7月の話題は夏の始まりを楽しむものが中心です。自然では、空にそびえる入道雲、朝顔の花、にぎやかな蝉の声が選ばれます。うなぎ、すいか、冷たいそうめんといった夏の味も、手紙に涼やかさや活気を添えてくれます。お中元を贈る時期でもあり、関東では7月中旬までに届ける家が多いとされます。
7月に出す手紙の書き出し例
- ビジネス:「拝啓 盛夏の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。日ごろより格別のお引き立てをいただき、心より御礼申し上げます。」
- 親しい人へ:「梅雨が明けたとたん、蝉が一斉に鳴き始めました。暑さに負けず元気に過ごしていますか。」
- 目上の方へ:「謹啓 大暑のみぎり、先生にはお障りなくお過ごしでしょうか。」
結びには「暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます」のように、熱中症や夏バテへの気づかいを込めた言葉がよく使われます。
7月の書き出しに涼しさを添えるには
真夏の手紙は、暑さを述べるだけでなく、読む人が少し涼しく感じられる言葉を添えると喜ばれます。風鈴の音、朝顔の青、打ち水をした路地、夕立のあとの風など、涼を感じる情景を一文入れるだけで、手紙全体の印象がやわらぎます。ビジネスの手紙でも、結びで「暑さ厳しき折」と相手の体調を気づかうのは自然な配慮です。夏休みに入る家庭への手紙なら、子どもの様子や旅行の予定をたずねると、私的な手紙らしい親しみが出ます。
お中元を受け取った方へのお礼状も7月に多い手紙です。品物が届いたことと、家族で楽しんだ様子を具体的に書き、暑さの中で贈ってくれた心づかいへの感謝を伝えると、短くても気持ちのこもった礼状になります。
よくある質問
- 梅雨が明けていない地域に「盛夏の候」は早いですか?
- 暦の上では小暑から夏の盛りに向かうため誤りではありませんが、実感に合わせて「梅雨明けが待たれる」と添えると自然です。
- 7月下旬にお中元が遅れた場合は?
- 関東では7月15日を過ぎたら「暑中御見舞」、立秋を過ぎたら「残暑御見舞」として贈るのが一般的です。地域によって時期が異なります。
- 暑中見舞いと時候の挨拶は両方書きますか?
- 暑中見舞いは「暑中お見舞い申し上げます」自体が季節の挨拶なので、漢語調の時候の挨拶は入れないのが一般的です。