5月の時候の挨拶|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び
5月は立夏(5月5日ごろ)を迎え、暦の上で夏が始まる月です。
連休前の上旬は「晩春の候」、立夏を過ぎたら「立夏の候」「新緑の候」「薫風の候」、小満(5月21日ごろ)からの下旬は「小満の候」「若葉の候」がよく使われます。
時候の挨拶を読み込んでいます…
5月の時候の挨拶 上旬・中旬・下旬の書き出し
| 時期 | 書き出し(漢語調) |
|---|---|
| 5月上旬 | 晩春の候、惜春の候、穀雨の候、立夏の候、新緑の候、若葉の候 |
| 5月中旬 | 若葉の候、薫風の候、青葉の候、初夏の候、小満の候、向暑の候 |
| 5月下旬 | 初夏の候、小満の候、向暑の候、青葉の候、立夏の候、新緑の候 |
上旬は1〜10日、中旬は11〜20日、下旬は21日〜月末の目安です。
5月上旬は、立夏の前後で季節の名前が春から夏に変わります。1日から立夏の前日までは晩春の言葉、立夏からは初夏の言葉を選ぶのが暦に沿った形です。ただし実際の5月はさわやかな気候の日が多いため、「新緑」「薫風」のように季節を問わず心地よさを伝える言葉が好まれます。下旬には日差しが強まり、汗ばむ日も出てくるので、初夏らしさを強めた表現が合います。
5月の二十四節気:立夏と小満
| 二十四節気 | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| 立夏 | 5月5日 | 5月6日 |
| 小満 | 5月21日 | 5月21日 |
国立天文台「暦要項」の二十四節気の日付です。
立夏は2026年が5月5日、2027年は5月6日です。こどもの日と重なる年もあれば、翌日になる年もあります。小満は2026年、2027年とも5月21日で、草木が育ち、天地に生命が満ち始めるころとされます。麦の穂が実り始める様子から名付けられたともいわれ、農作物の生育を気にかける方への手紙で話題にしやすい節気です。
連休明けの手紙で気をつけたいこと
ゴールデンウィーク明けは、連休中に届いた贈り物へのお礼状を出す時期でもあります。お礼状は受け取ってから日を置かずに出すのが一般的なので、連休中に受け取った場合は休み明けすぐに投函できるよう準備しておくと安心です。新年度から一か月がたち、疲れが出やすい時期でもあるため、結びで相手の体調を気づかう一言を添えると温かい印象になります。
5月の行事と季節の話題
八十八夜の新茶摘み、こどもの日の柏餅、第二日曜日の母の日と、5月は家族にまつわる行事が多い月です。自然の話題なら、まぶしい新緑、藤の花房、青葉を渡る薫風が定番です。そら豆や新茶など、この時期にしか味わえない味覚を添えると、親しい方への手紙がぐっと生き生きします。
5月に出す手紙の書き出し例
- ビジネス:「拝啓 新緑の候、貴社にはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」
- 親しい人へ:「窓を開けると若葉の香りがする季節になりました。連休はご家族でどこかへ出かけましたか。」
- 目上の方へ:「謹啓 薫風のみぎり、先生におかれましてはますますご健勝のことと存じます。」
結びには「さわやかな季節ですが、朝晩の気温差にはどうぞお気をつけください」など、過ごしやすさと体調への気づかいを合わせた言葉がよく合います。
5月ならではの気づかいの言葉
5月は過ごしやすい季節である一方、新しい環境の疲れが出やすい時期ともいわれます。親しい相手への手紙では、連休の思い出をたずねる明るい話題と、無理をしないでという気づかいを組み合わせると温かい印象になります。改まった手紙では、気候のさわやかさを書き出しに使い、相手の活躍を祈る言葉で結ぶ形が整います。紫外線や急な暑さに触れて「日差しが強くなってまいりました」と書くのも、5月下旬らしい季節の表し方です。
八十八夜は立春から数えて88日目で、2026年は5月2日にあたります。新茶を贈ったり受け取ったりする時期の手紙では、この言葉を添えるとお茶の香りまで伝わるような季節感が出ます。
よくある質問
- 「薫風の候」は5月のいつ使えますか?
- 5月全体で使える言葉です。特に立夏から中旬にかけて、さわやかな風の吹くころに実感と合います。
- 5月下旬に「梅雨」の話題は早いですか?
- 沖縄や九州南部は5月中に梅雨入りすることが多いため、相手の地域によっては自然な話題になります。
- 母の日の贈り物に添える手紙にも時候の挨拶は要りますか?
- 家族へのメッセージなら必須ではありません。季節の一言を入れると、短い手紙でも気持ちが伝わりやすくなります。