2月の時候の挨拶|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び
2月は立春(2月4日ごろ)を境に、冬の言葉から春の言葉へ切り替わる月です。
立春の前日までは「晩冬の候」「厳寒の候」、立春からは「立春の候」「余寒の候」「春寒の候」、雨水(2月19日ごろ)を過ぎたら「雨水の候」「向春の候」が使われます。
時候の挨拶を読み込んでいます…
2月の時候の挨拶 上旬・中旬・下旬の書き出し
| 時期 | 書き出し(漢語調) |
|---|---|
| 2月上旬 | 晩冬の候、厳寒の候、寒冷の候、立春の候、余寒の候、春寒の候 |
| 2月中旬 | 春寒の候、早春の候、梅花の候、余寒の候、解氷の候、春寒の折 |
| 2月下旬 | 解氷の候、春寒の折、向暖の候、雨水の候、梅花の候、余寒の候 |
上旬は1〜10日、中旬は11〜20日、下旬は21日〜月末の目安です。
2月上旬は、同じ旬のなかで季節が冬から春へ変わるのが特徴です。2月1日から3日ごろまでは暦の上ではまだ大寒のうちなので、冬の厳しさを表す言葉を選びます。4日の立春からは、寒さが残っていても「春」の字を含む言葉や「余寒」を使うのが一般的です。月の半ばから下旬にかけては、梅の便りや日差しの明るさなど、春の兆しを感じさせる言葉が中心になります。
2月の二十四節気:立春と雨水
| 二十四節気 | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| 立春 | 2月4日 | 2月4日 |
| 雨水 | 2月19日 | 2月19日 |
国立天文台「暦要項」の二十四節気の日付です。
2026年の立春は2月4日、2027年も2月4日です。立春は二十四節気の始まりにあたり、旧暦ではこの日を一年の区切りと考えてきました。前日の節分に豆をまいて邪気を払うのも、新しい季節を迎える準備としての意味があります。雨水は2026年、2027年とも2月19日で、降る雪が雨に変わり、積もった雪が解け始めるころとされます。
寒中見舞いから余寒見舞いへ
寒中見舞いを出せるのは立春の前日までです。立春を過ぎてから寒さの便りを出すときは「余寒お見舞い申し上げます」とし、余寒見舞いと呼びます。出す時期の目安は2月末ごろまでで、寒さの厳しい地域では3月上旬まで出す人もいます。年賀状の返事をし損ねたまま2月に入った場合も、立春を境に寒中見舞いと余寒見舞いを使い分けます。
2月の行事と季節の話題
節分の豆まきや恵方巻、立春の朝、バレンタインデーと、2月は短い月のなかに話題が多くあります。自然の話題では、梅の開花や雪解け、ふきのとうの芽吹きがよく取り上げられます。食べ物なら、いよかんなどの柑橘や菜の花のおひたしなど、早春の味覚を一言添えると手紙が明るくなります。受験シーズンの家庭へ出す手紙では、合否を連想させる言葉に気を配ると安心です。
2月に出す手紙の書き出し例
- ビジネス:「拝啓 余寒の候、貴社におかれましては一層ご清栄のこととお喜び申し上げます。」
- 親しい人へ:「暦の上では春を迎えましたが、まだ手袋が手放せない毎日です。そちらの梅はもう咲き始めましたか。」
- 目上の方へ:「謹啓 春寒の候、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。」
2月の結びは、寒暖の差に触れて体調を気づかう言葉がよく合います。「春とは名ばかりの寒さが続きます。どうぞご自愛ください」のように書くと、季節の移り変わりも表せます。
立春を過ぎてからの言葉の選び方
立春以降の手紙では、寒さを描くときにも「春」に向かう前向きな言葉を添えると、2月らしい明るさが出ます。たとえば「冷たい風の中にも、日差しに少しずつ力強さを感じるようになりました」のように、冬の名残と春の兆しを一文に並べる書き方です。梅は地域によって1月下旬から3月まで見ごろに幅があるため、「そちらの梅はいかがですか」と相手にたずねる形にすると、季節のずれを気にせず使えます。受験生のいる家庭への手紙では、結果を連想させる言葉を避け、体調を気づかう内容にとどめるのが一般的です。
節分の翌日に届く手紙なら、「立春を迎え、暦の上では春となりました」と書き出すだけで、季節の節目を意識した丁寧な印象になります。
よくある質問
- 2月3日に出す手紙は冬と春どちらの言葉にしますか?
- 届くのが立春以降なら春の言葉、3日中に届くなら冬の言葉が合います。投函日と到着日のずれを考えて選んでください。
- 「余寒の候」はいつまで使えますか?
- 立春から2月末ごろまでが一般的な目安です。3月に入ったら「早春の候」などに替える人が多いです。
- うるう年の2月29日に特別な言葉はありますか?
- 特別な言葉はありません。2月下旬の言葉を使います。