しきたりノート

葬儀後の流れ

葬儀の後は、初七日の法要、関係者へのお礼、四十九日の法要と納骨、忌明けの香典返しと挨拶状、年金や保険、名義変更などの手続きの順に進めるのが一般的です。

初七日は葬儀の当日に繰り込んで済ませる家が多く、その後の大きな節目は四十九日です。手続きには期限のあるものが混じっているので、期限の近いものから先に片付けていくと慌てずに済みます。

葬儀が終わった直後の数日

火葬から戻った日は、遺骨を後飾りの祭壇に安置し、葬儀社と精算の確認をします。初七日の法要は本来、亡くなった日から数えて7日目に行うものですが、遠方の親族が何度も集まる負担を考えて、葬儀・告別式の日に続けて行う「繰り込み初七日」が一般的になっています。

葬儀の翌日から数日のうちに、お世話になった寺院や神職、世話役を務めてくれた人、近所の方へお礼を伝えます。僧侶へのお布施を葬儀当日に渡していない場合は、このときにあらためて届けます。職場には、忌引きの休みが明けたら上司と同僚に直接お礼を伝えるのが一般的です。

四十九日までにすること

亡くなった日から数えて49日目にあたる四十九日は、仏式では故人の行き先が定まる日とされ、この法要をもって忌明けとする家が多いです。法要の日は当日より前の週末に繰り上げることが多く、寺院、会食の会場、引き出物の手配は1か月ほど前から始めると間に合います。

お墓がある場合は、四十九日の法要に合わせて納骨するのが一般的です。墓石への戒名の彫刻や、納骨に立ち会う石材店への連絡も、日程が決まった段階で済ませておきます。お墓がまだない家は、一周忌や三回忌まで自宅で遺骨を安置することもあります。回忌の数え方は法事の回忌一覧と数え方にまとめています。

香典返しと忌明けの挨拶状

香典返しは、四十九日を終えてから1か月以内を目安に、挨拶状を添えて送るのが一般的です。香典帳を見ながら、どなたにいくらいただいたかを整理し、品物の目安を決めていきます。当日に会葬御礼の品を渡す即日返しをしたときは、高額の香典をいただいた方にだけ改めて品を送る形になります。

いただいた金額から返礼の目安を計算し、送付リストを作るには香典返しリストメーカーが使えます。名前や金額はブラウザの中だけに保存され、送付先をA4で印刷できます。

年金・保険・名義変更などの手続き

葬儀の後には、役所や金融機関、勤務先に関わる手続きがまとまってやってきます。主なものは、年金の受給停止と未支給分の請求、健康保険の資格喪失と葬祭費や埋葬料の申請、世帯主の変更、公共料金や携帯電話の名義変更、銀行口座と生命保険の手続きです。

手続きによって窓口と期限が異なるため、まず死亡診断書の写しと戸籍の書類を何通か用意しておくと二度手間が減ります。相続や相続税の申告にも期限があり、亡くなったことを知った日から数えて決まっているものがあります。相続の期限は関連サイトで確かめられます。喪主が一人で抱え込まず、手続きを家族で分担すると負担が軽くなります。

よくある質問

葬儀の後、何から手をつければよいですか?
まずお世話になった人へのお礼と、期限の短い役所の手続きです。四十九日と香典返しは、その次に日程を決めていけば間に合います。
四十九日の前に香典返しを送ってもよいですか?
忌明けを待ってから送るのが一般的です。急ぐ事情があれば、品物ではなくお礼状だけを先に送る方法もあります。
喪中はがきはいつ出しますか?
年内に亡くなった場合は、11月から12月初めに届くように出すのが一般的です。年末に亡くなったときは、松の内が明けてから寒中見舞いで知らせます。

関連サイト

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。