香典5,000円の書き方と入れ方|中袋の金額(金伍阡円)
中袋の表に「金伍阡円」、お札は5千円札1枚です。
5,000円は友人・知人、職場関係、ご近所への香典で最もよく選ばれる金額のひとつです。肖像を裏・下向きにして中袋に入れ(諸説あり)、水引が印刷された袋に包むのが一般的です。
| 項目 | 5,000円のとき |
|---|---|
| 中袋の金額(縦書き) | 金伍阡円 |
| 横書きのとき | 金5,000円 |
| お札 | 5千円札1枚(千円札5枚でも可) |
| 袋の目安 | 水引が印刷された袋 |
| 水引の目安 | 黒白 結び切り(印刷) |
| この金額がよく選ばれる関係 | いとこ・その他の親戚、友人・知人、友人の親、職場の上司、職場の同僚・部下、職場の人の家族、近所、取引先 |
関係は一般的な目安の表から、どこかの年代でこの金額が目安の範囲に入るものを並べています。
香典5,000円はどんな関係で包む金額?
全互協「第6回 香典に関するアンケート調査」(令和3年度実施)によると、5,000円は「職場関係」「勤務先社員の家族」「友人又はその家族」「隣人、近所」でいずれも最多回答額でした。祖父母への香典でも、最も多かった回答は5,000円です。平均額を見ても、職場関係は6,204円、友人又はその家族は6,649円と、5,000円を少し上回る程度におさまっています。
つまり、血縁のない間柄で一人分の香典を包むなら、5,000円はもっとも標準的な選択だといえます。友人のご両親のご葬儀や、取引先の方のご家族を送るときにも、多すぎず少なすぎない額として選ばれています。親族の場合は1万円以上になることが多いので、関係別の金額の目安もあわせて確認してください。
中袋に書く「金伍阡円」の書き方
中袋の表の中央に、上から「金伍阡円」と縦に書きます。「五」は線を足すと別の数字に見えることがあるため「伍」、「千」は「阡」と大字にするのが金封の習わしです。「仟」と書く人もいますし、「金伍阡圓」「金伍阡円也」とする書き方もあります。どの形でも、読み間違えようのない書き方であれば失礼にはなりません。
中袋の裏には、左寄りに住所と氏名を縦書きで書きます。中袋のない香典袋では、外袋の裏の左下に金額と住所、氏名をまとめて書きます。表書きの外袋は筆ペンの薄墨、中袋は読みやすさを優先してサインペンでも構わないとされています。
千円札5枚で包んでもよい?
5,000円は5千円札1枚にするのが最もすっきりした包み方です。ただ、急な訃報で5千円札が手元にないときは、千円札5枚でも失礼ではありません。5枚は奇数なので、偶数を避ける考え方にも合います。避けたいのは、5千円札と千円札を混ぜるなど種類の違うお札を組み合わせることと、硬貨を入れることです。
複数枚にする場合は、肖像の面と上下をそろえて重ねます。向きについては「顔を伏せる」意味で肖像を裏側・下向きにするという説明がよく見られますが、諸説あり、地域や家によって異なります。新札しかないときは一度折ってから入れると、急いで用意した気持ちが伝わるとされます。
5,000円に合う香典袋の選び方
5,000円までの香典なら、黒白の水引が印刷された袋が釣り合います。実物の水引が付いた袋を使っても間違いではありませんが、袋の格が中身より目立つと受け取った側が戸惑うことがあります。仏式なら表書きは御霊前、浄土真宗なら御仏前、宗派が分からなければ御香典が無難です。
下の見本メーカーでは、5,000円の香典袋の表書きと名前、中袋の「金伍阡円」を筆文字の見本で確認できます。宗派と名前を変えて、書く前の下書き代わりに使ってください。
見本メーカーを読み込んでいます…
夫婦や二人で参列するときの5,000円
夫婦で参列しても、香典は一世帯で一つにまとめるのが一般的です。友人や職場関係の香典を夫婦で出すときは、5,000円のままにする人もいれば、一人分より少し多い1万円にする人もいます。友人同士で二人の名前を並べて5,000円ずつ出し合うなら、合計1万円を一つの袋に入れ、右に目上の人の名前を書きます。
よくある質問
- 香典5,000円は「五千円」と書いてもよいですか?
- 読めれば間違いではありませんが、中袋では書き換えを防ぐ「金伍阡円」がよく使われます。横書き欄なら「金5,000円」でも構いません。
- 5,000円の香典に、黒白の実物の水引の袋を使っても大丈夫ですか?
- 失礼ではありません。ただ、豪華な双銀の袋は高額向けなので、5,000円なら印刷の袋か控えめな黒白の袋が釣り合います。
- 香典を5,000円にするか1万円にするか迷っています。
- 友人・知人や職場関係なら5,000円が多く、特にお世話になった方や親族なら1万円を選ぶ人が増えます。年齢が上がるほど多めにする傾向もあります。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。
香典の調査の数値:全日本冠婚葬祭互助協会「第6回 香典に関するアンケート調査」(令和3年度実施)(配布90,000部、回答5,177件)。
大字:戸籍法施行規則 第31条第2項(「年月日を記載するには、壱、弐、参、拾の文字を用いなければならない。」。戸籍の年月日の記載についての規定で、金封の金額はこの規則の対象ではありません)。
金額の目安:特定の調査ではなく、一般的な目安として示しています。