冬の結婚式のお呼ばれ服装
冬の結婚式では、コートは会場に着いたらクロークに預け、ファーの付いた外套や小物は避けるのが一般的です。
- ドレスは長袖や七分袖、ベルベットなど季節感のある素材で寒さに備える
- 厚手のショールやボレロで肩を覆い、移動中だけの防寒具は会場で外す
- 雪の日はブーツで向かい、会場でパンプスに履き替える
冬のお呼ばれで気をつけること
| 項目 | 考え方・補足 |
|---|---|
| コートはクロークに預ける | コートは会場の入口かクロークで脱いで預けるのが一般的です。会場の中で着ているものではないので、普段のきれいめなコートで構いません。 |
| ファーは避ける | ファーのコートや襟、マフラーは殺生を連想させるとして避けるのが一般的です。フェイクファーも同じように見られることがあります。 |
| 冬向きの素材 | ベルベットや厚手のサテン、ジャカードなど、季節感のある素材が選ばれます。ニットやツイードは普段着の印象になるとして避ける人が多いです。 |
| 防寒の工夫 | 長袖のドレスやボレロ、厚手のショールで寒さを防ぎます。肌色のストッキングの重ねばきや、移動中だけのタイツを使う人もいます。 |
| ブーツは移動中だけ | 雪の日などはブーツで会場まで行き、クロークや更衣室でパンプスに履き替える人が多いです。 |
冬の装いで迷いやすいのは、ドレスそのものより外に羽織るものと足元です。会場の中は暖房が効いていることが多く、披露宴の間は袖のあるドレスかボレロ程度で過ごせます。一方で、屋外のチャペルや神社での挙式、ガーデンでの写真撮影がある式では、短い時間でも冷え込みます。招待状や会場の案内で、挙式と披露宴が同じ建物の中かどうかを確かめておくと、羽織りの厚さを決めやすくなります。
ドレスの色や丈の基本は季節を問わず同じで、詳しくは結婚式のお呼ばれドレスのマナーにまとめています。冬らしさは色よりも素材で出すと考えると選びやすく、ボルドーや深いグリーンなどの濃い色も秋冬の式ではよく見かけます。
コートとクロークの使い方
コートは会場の建物に入ったところで脱ぎ、クロークに預けるのが一般的です。受付の前に身軽になっておくと、ご祝儀を渡すときや芳名帳に記帳するときにも動きやすくなります。会場の中で着るものではないため、黒や紺、ベージュなど手持ちのきれいめなコートで構わないとされますが、カジュアルなダウンジャケットは避けたいと考える人もいます。
クロークでは番号札を受け取り、帰りに受け取るまでなくさないようバッグに入れておきます。手袋やマフラーはコートのポケットや袖に入れて一緒に預けると、受け取りの際に忘れ物をしにくくなります。会場によってはクロークが混み合うため、受付の時間より少し早めに着くと落ち着いて準備ができます。
ファーを避けるのはなぜか
毛皮やファーは動物の命を奪うことにつながるとして、お祝いの席にはふさわしくないと考える人が多く、年配の方や格式を重んじる家ほど気にする傾向があります。理由の考え方は喪服の小物と同じで、喪服 女性のマナーでも触れています。冬はファーのティペットや襟付きのコートを持っている人が多いため、うっかり身に着けて出かけないよう注意します。
フェイクファーについては、本物と見分けがつかないため同じように受け止められることがあり、控えておくのが無難とされます。どうしても首元を温めたいときは、カシミヤ風のストールや厚手のサテンのショールなど、毛足の長くないものを選ぶと安心です。
寒さを防ぎながら礼装に見せる工夫
長袖のレースドレスや、袖のあるワンピースにボレロを重ねると、露出を抑えながら温かく過ごせます。ストッキングは肌になじむ色が基本なので、寒さが気になるときは厚手でも肌色のものを選んだり、会場までの移動中だけタイツをはき、更衣室で替えたりする人もいます。カイロを背中や腰に貼っておく方法も、見た目を変えずに温かさを保てます。
足元は、雪や雨の日に滑りやすい路面を歩くことを考え、移動用の靴とパンプスを分けるのが一般的です。履き替えたブーツは布のサブバッグに入れ、コートと一緒にクロークへ預けます。靴の選び方は結婚式の靴のマナー、和装で冬の式に出る場合は結婚式に着物で出席するときも参考にしてください。
夏の式との違い
| 項目 | 考え方・補足 |
|---|---|
| 夏でも昼は肩を隠す | ノースリーブのドレスには、薄手のボレロやショールを合わせるのが一般的です。 |
| 透ける素材は裏地を確認 | シフォンやレースは夏に選ばれますが、光で透けないよう裏地のあるものを選びます。 |
夏は寒さの代わりに、汗や日差し、素材の透けが気になる季節です。冬はドレスの上に重ねる工夫が中心になるのに対し、夏は薄手の羽織りで肩を隠しつつ、涼しく見える色と素材を選ぶことが中心になります。どちらの季節も、挙式の間は肩を出さないという考え方は変わりません。
よくある質問
- 冬の結婚式にダウンコートで行ってもよいですか。
- 会場で預けるため問題ないと考える人も多いですが、カジュアルに見えるとして気にする人もいます。手持ちがあれば、ウールなどのきれいめなコートを選ぶと安心です。
- ファー付きのコートは、預ければ大丈夫ですか。
- 受付や入口で目に入るため、預ける前提でもファー付きは控えるのが一般的です。取り外せるファーなら外してから出かけます。
- 冬でもノースリーブのドレスを着てよいですか。
- ボレロやショールを合わせれば着られます。挙式の間は肩を覆い、夜の披露宴では外す人もいます。
- タイツをはいて出席してもよいですか。
- 披露宴では肌色のストッキングが一般的で、黒や厚手の色付きタイツはカジュアルに見えると考える人がいます。移動中だけタイツにして、会場で替える方法があります。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。