しきたりノート

お悔やみの言葉 ビジネス文例|取引先・上司・部下・社員の家族

仕事関係のお悔やみは、定型の言葉を簡潔に。会社としての弔意は上司や総務と足並みをそろえます。

取引先には「このたびはご愁傷様でございます」「謹んでお悔やみ申し上げます」など改まった言葉を使い、社内では誰が何をするか(香典、弔電、供花)を確認してから動くのが一般的です。

仕事の場面でのお悔やみの基本

仕事上のお悔やみは、個人の気持ちと会社としての対応が重なるのが特徴です。上司や同僚の身内に不幸があったと聞いたら、まず自分の上司や総務の担当者に伝え、会社として香典や弔電、供花を出すかどうかを確認します。会社の慶弔規定に沿って対応が決まることが多く、個人で先に動くと金額や名義がばらばらになることがあるためです。

言葉づかいは、私的な付き合いよりも一段改まった表現を選びます。故人の呼び方は、上司や取引先の家族なら「ご尊父様」「ご母堂様」のような敬称を使うと丁寧です。社内の同僚や部下には「お父様」「お母様」で構いません。

上司・同僚・部下への伝え方

忌引きで休んでいる同僚に連絡するときは、業務の連絡とお悔やみを同じ文面に混ぜないよう気をつけます。仕事のことは「こちらは心配いりません」と一言添える程度にし、詳しい引き継ぎは復帰後に回すのが思いやりとされます。部下に対しては、休みの取り方や手続きのことで困っていないかを気づかう一言を加えると安心してもらえます。

復帰した日に改めてお悔やみを伝える場合は、ほかの人がいる場所を避け、短く伝えます。周りに知られたくない人もいるため、どこまで社内に伝えるかは本人の意向を尊重します。

取引先へのお悔やみと会社としての対応

取引先の役員や担当者の訃報を受けたら、会社としての弔意をどう示すかを社内で決めてから連絡します。弔電を送るのか、代表者が参列するのか、香典や供花を出すのかを確認し、担当者からは改まった言葉で短くお悔やみを伝えます。先方も対応に追われているため、業務上の用件は落ち着いてから改めて連絡するのが一般的です。

社内連絡(訃報の共有)で気をつけること

社内に訃報を知らせる連絡では、故人の名前と続柄、通夜・葬儀の日時と場所、宗教・宗派、香典や供花を辞退するかどうかを正確に書きます。遺族の意向で家族葬とする場合は、参列や弔問を控えるよう明記します。件名は「訃報(〇〇部 〇〇さんのご尊父様)」のようにわかりやすくし、本文は事実を簡潔に伝えます。

香典の金額の目安は、香典の金額相場の職場関係の欄も参考になります。

よくある質問

取引先への弔電は誰の名前で送りますか?
会社として送る場合は、社名と代表者名で送るのが一般的です。担当者として個人的に送る場合は、社名と部署、自分の名前を記します。
部下の家族の訃報をメールで知りました。返信はメールでよいですか?
メールで知らせてきた場合は、メールで返しても失礼にはなりません。休みや手続きについての配慮も一言添えると安心してもらえます。
家族葬と聞いたら、香典は出さないほうがよいですか?
辞退の案内があれば控えるのが一般的です。案内がない場合は、総務や上司に確認してから判断します。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。