しきたりノート

年賀状じまいの文例 60代

60代の年賀状じまいは、還暦や定年退職を区切りにする書き方がよく使われます。

早すぎると思われないか気になる場合は、やめる理由を一言添え、これからも別の形で連絡を取りたいことを書いておくと、相手も受け止めやすくなります。

60代の年賀状じまいは早すぎない?

年賀状じまいは高齢になってからするものという印象があるかもしれませんが、近年は60代で始める人も珍しくありません。定年退職で仕事の付き合いが一区切りつく、還暦を迎えて暮らしを見直す、子どもが独立して家族構成が変わるなど、60代は生活の節目が重なる時期だからです。

ただ、70代以上の相手から見ると「まだ若いのに」と感じられることもあります。そのため、60代では高齢を理由にするより、生活の区切りを理由にするほうが自然に受け取られやすいとされます。相手との距離を置きたいわけではないことが伝わるように書くのが、この年代の書き方のポイントです。

60代向けの文例

次の文例は、還暦や定年をきっかけにする形です。そのまま使っても、自分の状況に合わせて理由の部分を書き換えても構いません。

理由はどう書く?60代らしい言い回し

理由は書かなくてもよいものですが、一言あると相手が納得しやすくなります。60代でよく使われるのは、「還暦を機に」「退職を区切りとして」「これからの暮らしを身軽にするため」といった前向きな言い回しです。健康上の理由を挙げると相手に心配をかけることがあるので、実際に体調が理由でない限りは避けたほうが無難です。

デジタルでの連絡に切り替える場合は、「今後はメールでご連絡させていただければ幸いです」のように、代わりの手段を示すと、関係を続けたい気持ちがより伝わります。

会社関係と友人で書き分けるには

元の職場の上司や取引先など仕事関係の相手には、これまでのお礼を丁寧に述べ、退職を理由にすると角が立ちません。現役で働いている相手には、儀礼的な年賀状のやり取りを終えるだけで、個人的な付き合いは続けたいことを書き添えます。

友人には、もう少しくだけた言葉でも構いません。「これからは会ったときにゆっくり話そう」など、具体的な付き合い方を書くと、年賀状をやめても疎遠になるわけではないことが伝わります。親戚の場合は、親や兄弟と足並みをそろえておくと、後で行き違いが起きにくくなります。

若い世代の年賀状じまい

20代から50代でも、SNSやメッセージアプリでのやり取りが中心になり、年賀状をやめる人が増えています。若い世代の場合は、年齢ではなく「連絡の手段を変える」ことを理由にするのが一般的で、書き方もより簡潔になります。

よくある質問

60代で年賀状じまいをするのは失礼ですか?
失礼ではありません。生活の区切りを理由にし、これからもお付き合いを続けたい気持ちを書けば、多くの相手は自然に受け止めてくれます。
職場の人にだけ年賀状じまいをしてもよいですか?
相手によって続けるかどうかを分けるのは一般的です。退職を機に仕事関係だけをやめ、親戚や友人とは続ける人も多くいます。
まだ働いているのに年賀状じまいをする理由は何と書けばよいですか?
「暮らしを見直す節目として」「連絡をメールに切り替えるため」など、仕事と関係のない理由にすると自然です。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。