しきたりノート

指輪のサイズ直し

指輪のサイズ直しは、小さくするときは輪を切って詰め、大きくするときは切って地金を足すか叩いて伸ばすのが一般的です。

チタンやタングステン、全周に石が留まったデザインは直せないことが多く、料金は素材と号数の差で変わります。直す前に、今の指のサイズを測り直しておくと安心です。

サイズ直しの方法と料金の目安

項目考え方・補足
小さくする:輪を切って詰める輪の一部を切り取って縮め、ろう付けでつなぎ直すのが一般的な方法です。切った跡は磨いて目立たないように仕上げます。
大きくする:地金を足すか、叩いて伸ばす1号ほどなら叩いて伸ばす方法、それより大きく変えるときは輪を切って同じ素材の地金を足す方法がとられます。伸ばすと細く薄くなる点に注意します。
直せないことが多い指輪チタンやタングステン、ステンレスは溶接が難しく、全周に石が並ぶフルエタニティや、全周に模様や刻印が入ったデザインも直せないことが多いとされます。
料金の目安数千円から2万円ほどが一般的な目安で、素材(プラチナや金は地金代が加わる)、変える号数の差、石の有無で変わります。保証期間内なら無料で直す店もあります。
直す回数は少ないほどよい切ってつなぐたびに接合部が増えて輪が弱くなるため、何度も直すのは避けるのが一般的な考え方です。
直す前に確かめること測り直した号数、季節や時間帯の違い、刻印の位置、保証が使えるかどうか、仕上がりまでの日数を確かめておくと後悔しにくくなります。

サイズ直しは、指輪を買った店か、修理を受け付けている宝飾店に預けて行うのが一般的です。買った店なら素材やデザインの記録が残っているため話が早く、保証の範囲で直してもらえることもあります。ほかの店で直すと、購入店の保証が使えなくなる場合があるので、先に保証書を確かめておきます。

仕上がりまでの日数は、簡単なものなら1〜2週間ほど、地金を足す場合や石を外して留め直す場合は3〜4週間ほどかかることが多く、一般的な目安として考えておくとよいでしょう。結婚式や記念日に間に合わせたいときは、日にちに余裕をもって預けます。

小さくする場合と大きくする場合の違い

小さくする直しは、輪の一部を切り取ってつなぐだけなので、比較的直しやすく料金も抑えやすいとされます。一方で大きくする直しは、伸ばすと指輪が薄くなり、地金を足すと継ぎ目が増えるため、変えられる幅に限りがあります。2号を超えて大きくしたいときは、作り直しをすすめられることもあります。

デザインによっても直しやすさは変わります。表面に模様が彫られた指輪や、つや消しの仕上げの指輪は、直した後に仕上げをやり直すため、見た目が少し変わることがあります。ひねりやウェーブの形のものは、形を崩さないように直す必要があるため、店によっては受けられないこともあります。

直す前に指のサイズを測り直す

指の太さは、朝と夕方、夏と冬で変わります。むくみやすい夕方や暑い時期に測ると大きめに、寒い朝に測ると小さめに出やすいため、時間帯を変えて何度か測り、その中間をとるのが一般的な考え方です。測り方は指輪のサイズの測り方で、号数と内周の対応は指輪の号数早見表で確かめられます。

関節が太く、根元が細い指の場合は、関節を通るかどうかを基準に決める人が多いです。少しゆるいだけなら、指輪の内側に付けるサイズ調整用の部品で落ち着くこともあるので、直す前に店で相談してみるとよいでしょう。

結婚指輪を直すときに気をつけること

結婚指輪は二人でそろえたデザインなので、片方だけ直すと幅や形がわずかに変わることがあります。気になる場合は、仕上がりの見本を見せてもらってから頼むと安心です。刻印は輪の内側にあるため、切る位置によっては文字にかかることがあり、店に刻印の位置を伝えておきます。これから選ぶ人は結婚指輪のサイズの選び方も参考にしてください。

よくある質問

サイズ直しをすると指輪の価値は下がりますか。
丁寧に直された指輪は見た目にほとんど跡が残りませんが、継ぎ目が増えるほど強さには影響します。何度も直すことは避け、一度で合うサイズに決めるのが一般的です。
自分で指輪を広げることはできますか。
道具を使って無理に広げると、割れたりゆがんだり、石が外れたりするおそれがあります。サイズを変えたいときは、店に相談するのが安全です。
直せない指輪はどうすればよいですか。
同じデザインで作り直してもらう方法や、指を変えてつける方法、チェーンに通してネックレスにする方法があります。買い替えの割引を設けている店もあります。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。

金額の目安:特定の調査ではなく、一般的な目安として示しています。