しきたりノート

成人式の新成人代表の挨拶

成人式の新成人代表の挨拶は、式を開いてくれた人へのお礼、支えてくれた家族や先生への感謝、大人としての決意の順に、2分ほど(600字前後)にまとめるのが一般的な目安です。

最後に「新成人代表」と名乗って締めくくります。来賓の祝辞とは違い、自分たちの言葉で率直に語ることが大切にされます。

挨拶の構成と長さ

項目考え方・補足
1 お礼式を開いてくれた市区町村と、出席してくれた来賓の方々へのお礼から始めます。
2 感謝これまで支えてくれた家族や先生、地域の人への感謝を、具体的な場面を一つ入れて伝えます。
3 決意大人としてどう生きていきたいかを、自分の言葉で述べます。
4 結び新成人を代表しての言葉であることを述べ、名前を名乗って締めます。
長さ:2分ほど、600字前後一般的な目安です。ゆっくり話すと1分間に300字ほどなので、600字前後にまとめると落ち着いて読めます。
避ける話題特定の人や団体を批判する話、政治や宗教の主張、内輪の冗談は、会場の全員が聞く式典の挨拶には向きません。

新成人代表の挨拶は「誓いの言葉」「新成人の言葉」などと呼ばれ、市区町村の式典の中ほどで、市長や来賓の祝辞を受けて述べるのが一般的です。代表は市区町村が中学校や成人式の実行委員から選んだり、公募したりして決めることが多く、事前に原稿の確認があることもあります。

構成は、お礼、感謝、決意、結びの四つに分けると組み立てやすくなります。最初と最後の決まった言い回しは短くし、真ん中の感謝と決意に、自分の経験や地元の思い出を一つ入れると、聞く人の心に残る挨拶になります。

文例3つ

感謝を中心にしたもの、ふるさとへの思いを込めたもの、挑戦への決意を述べるものの三つを用意しました。〇〇〇〇には自分の名前を入れ、地名や思い出の場面を自分のものに置き換えて使ってください。

読むときのこつ

壇上では緊張から早口になりやすいため、ふだんより少しゆっくり、句点ごとに一呼吸おくくらいの速さで読むと、会場の後ろまで声が届きます。原稿は奉書紙や白い便箋に清書し、三つ折りにして胸元か内ポケットに入れておくのが改まった場での一般的な扱いです。

原稿を書くときは、話し言葉として耳で聞いて分かる文にすることを心がけます。一文を短く切り、難しい漢語や同じ音の言葉が続く言い回しを避けると、会場に響く声でも聞き取りやすくなります。書き上げたら声に出して読み、つかえるところを直していくと、本番でも落ち着いて話せます。

読み始める前と読み終えた後には、来賓席と新成人の席に向かってそれぞれ一礼します。原稿から顔を上げる場面を二、三か所決めておくと、読み上げているだけの印象が和らぎます。練習では、家族に聞いてもらい、時間を計っておくと安心です。

避けたい話題と言葉

式典には、新成人の家族や来賓、市区町村の職員など、さまざまな立場の人が出席しています。特定の人や団体を批判する話、政治や宗教の主張、仲間内でしか通じない冗談やあだ名は、聞く人を選んでしまうため避けるのが無難です。

また、亡くなった恩師や友人に触れたい場合は、悲しみを強調しすぎず、感謝の言葉として短く述べると、お祝いの場の雰囲気を保てます。当日の式典の流れは成人式は何をする?当日の流れに、2027年の日程は成人式はいつ?にまとめています。

よくある質問

代表の挨拶は暗記しなければいけませんか。
原稿を見ながら読むのが一般的です。暗記に気を取られるより、はっきりした声でゆっくり読む方が伝わります。
挨拶の服装はどうすればよいですか。
振袖やスーツなど、成人式に出るときの服装のままで構いません。壇上に上がるので、歩きやすい履物かどうかを確かめておきます。
挨拶の長さが3分を超えてもよいですか。
式典の進行が決まっているため、指定された時間に合わせます。指定がなければ2分ほどが一般的な目安です。
代表に選ばれたら、誰に原稿を見てもらえばよいですか。
市区町村の担当者が事前に原稿を確かめることが多いので、提出の期限と文字数を早めに聞いておきます。家族や学校の先生に読んでもらうのもよい方法です。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。