しきたりノート

PTA広報誌・PTAだよりの作り方と文例

PTA広報誌は、新年度号、行事の報告号、卒業号など年に3〜4回出すのが一般的で、広報委員会が編集し、記事と写真を学校に確認してもらってから印刷して配ります。

卒業号には会長の挨拶文や巻頭の言葉を載せることが多く、写真は掲載に同意した家庭の子どもだけを使うなど、個人情報の扱いを最初に決めておくと作業が進めやすくなります。

年間の号と内容

項目考え方・補足
新年度号(5月ごろ)新しい役員と委員の紹介、年間の行事予定、会長の挨拶を載せます。
夏号(7月ごろ)運動会や授業参観など一学期の行事の報告と、夏休みの過ごし方に関する記事が中心です。
秋号(11〜12月ごろ)学習発表会や地域の行事の報告、委員会の活動紹介を載せます。
卒業号(2〜3月)卒業生へのお祝いの言葉、思い出の写真、先生方からのメッセージをまとめます。
PTAだより(月刊の場合)1枚の両面に、翌月の予定と会議の報告、お知らせを短くまとめる形が多く見られます。

号の数や時期は、委員の人数と予算で決まります。月に一度、1枚のPTAだよりを出すところもあれば、年に2回、冊子の形にまとめるところもあります。前年度の広報誌と予算書を見て、無理のない回数から始めるのが一般的です。

1号ごとの作業は、ページ割りを決め、原稿を依頼し、写真を選び、校正をして印刷に回す順に進みます。原稿の締め切りを発行日の1か月ほど前に置くと、学校の確認や修正の時間を取れます。

卒業号の挨拶文と巻頭の言葉の文例

卒業号の挨拶文や巻頭の言葉、原稿の依頼などに使える文例です。人数や行事の名前は、自分の学校に合わせて書き換えてください。

会長の挨拶の言い回しはPTA会長の挨拶 文例でも、行事ごとに紹介しています。

写真と個人情報の扱い

写真を載せるときは、学校が入学時に集めている掲載の同意の範囲を確かめ、同意のない子どもが写っている写真は使わないか、顔が分からないように加工します。名前と顔が同時に分かる載せ方は避け、学年やクラス単位で紹介する形にするところが多くなっています。

広報誌を学校の外に配ったり、インターネットに載せたりする場合は、紙で家庭に配るときより慎重な判断が求められます。学校の方針と、PTAで決めた掲載のルールを毎年度の初めに委員の間で共有しておくと、担当が替わっても扱いがぶれません。

印刷と配布

印刷は、学校の印刷機を借りる方法と、印刷業者に頼む方法があります。カラーの冊子にするなら業者に頼むことが多く、見積もりを取って予算の範囲に収めます。配布は子どもを通じて家庭に届ける形が中心ですが、学校の連絡用のアプリやメールで電子版を配信するPTAも増えています。電子版では写真がそのまま保存されることも考えて、載せる写真を紙の版より絞る判断もあります。

広報誌が続けられてきた理由

広報誌は、PTAの活動に参加できない家庭にも、行事の様子や会費の使い道を伝える役目を持っています。働く保護者が多くなった今、作業の負担を減らすために号数やページ数を見直すPTAもありますが、一年の記録として卒業号だけは残したいという声も多く聞かれます。

よくある質問

広報委員になったら、まず何から始めればよいですか。
前年度の広報誌と引き継ぎの資料を読み、年間の号の数と締め切り、予算を委員で確認するところから始めます。
卒業号の挨拶文は誰が書くのが一般的ですか。
校長先生とPTA会長の挨拶を載せることが多く、学年の委員や卒業記念の担当がまとめの言葉を書くこともあります。
掲載を断った家庭の子どもが集合写真に写っているときはどうしますか。
顔が分からないように加工するか、その写真を使わずに別の場面の写真に替えるのが一般的です。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。