お年玉の渡し方のマナー
お年玉は、元日から三が日の親戚が集まる場で、親のいるところで子どもに手渡すのが一般的です。
ポチ袋の表を相手に向けて「今年もよろしくね」と一言添えて渡し、もらった子どもはその場でお礼を言います。後から電話や手紙で改めてお礼を伝える家もあります。
渡し方の基本
| 項目 | 考え方・補足 |
|---|---|
| 元日から三が日に | お正月に親戚が集まったときに渡すのが一般的です。会えない年は、手紙を添えて送る家もあります。 |
| 親の前で渡す | 子どもに直接ではなく、親のいる場で渡すと、受け取った額を親も把握できます。 |
| 子どものお礼 | もらったら子どもがその場でお礼を言い、後から電話やLINE、手紙でお礼を伝えます。 |
お年玉は、新年の挨拶を交わしたあとに渡すと自然です。到着してすぐや、帰り際にあわただしく渡すより、家族が落ち着いて顔をそろえたときの方が、子どもも喜びを親と分かち合えます。何人かの子どもに渡すときは、年齢の順や名前を呼んで一人ずつ渡すと、取り違えを防げます。
親のいる場で渡す理由
子どもにだけこっそり渡すのではなく、親の前で渡すのが一般的なのは、誰からいくらもらったのかを親が把握できるようにするためです。親は後でお礼を伝えたり、自分の子どもから相手の子どもに渡す額を考えたりする必要があります。親に「お年玉を渡してもいいですか」と一言かけてから渡すと、気持ちよく受け取ってもらえます。
親が受け取りを遠慮するときは、無理に押し付けず、親に預ける形にしても構いません。家ごとの方針を尊重することが、長いお付き合いの中では大切です。
誰から誰へ渡すか
お年玉は、目上の大人から目下の子どもへ渡すものとされています。祖父母から孫へ、おじやおばから甥や姪へ渡すのが代表的な形です。自分の子どもに渡すかどうかは家によって分かれ、渡さずにお小遣いの中で考える家もあります。
目上の人や大人へ現金を渡す形は失礼とされることがあるため、親や上司の家族に贈るときは「お年賀」として品物にするのが一般的です。年齢ごとの金額はお年玉の相場 早見表で確かめられます。
会えない年の渡し方
遠方に住んでいてお正月に会えないときは、現金書留に短い手紙を添えて送る方法があります。お年玉の時期を過ぎてから会えたときに、「遅くなったけれど」と一言添えて渡しても構いません。近年は、親の了承を得て振り込みなどで渡す家もあります。
子どものお礼の伝え方
お年玉をもらった子どもは、その場で「ありがとうございます」と相手の目を見て伝えるように、親が声をかけておくと安心です。小さな子どもの場合は、親が代わりにお礼を言い、後日写真や手紙を送ると喜ばれます。お返しが必要かどうかはお年玉のお返しは必要?で詳しく扱っています。
渡すときに添える一言
お年玉を渡すときは、ただ袋を差し出すより、一言添えると気持ちが伝わります。小さな子どもには「大事に使ってね」、小学生には「今年も勉強と遊びをがんばってね」、中学生や高校生には「部活や受験、応援しているよ」のように、年齢に合わせた言葉を選ぶのが一般的です。受験を控えた子どもには、合格を願う言葉を添える人もいます。金額に触れる言葉は控え、成長を喜ぶ気持ちを中心に伝えると、子どもも素直に受け取れます。
よくある質問
- お年玉はいつまでに渡せばよいですか。
- 三が日のうちに渡すのが一般的で、松の内(関東は1月7日、関西は1月15日まで)までを目安にする家もあります。
- ポチ袋の向きはどうすればよいですか。
- 表の名前が相手から読める向きにして、両手で渡すのが丁寧です。
- 子どもが受け取りを遠慮したら。
- 「お正月だからね」と声をかけ、親に一言伝えてから渡すと受け取りやすくなります。
出典・確認日
表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。