結婚式の謝辞(新郎・両家代表)
結婚式の謝辞は、披露宴の結びに、新郎や両家の代表(多くは新郎の父)がゲストへのお礼を述べる挨拶で、名乗り、出席とお祝いへのお礼、二人の思い、今後のお願い、結びの言葉の順に、2〜3分ほどでまとめるのが一般的です。
両家代表の挨拶に続けて新郎が謝辞を述べる形と、どちらか一方だけが話す形があり、式場の進行と両家の考えで決まります。原稿は大きな字のカンペにして手元に置いて構いません。
謝辞はいつ、誰がするか
謝辞は披露宴のいちばん後、新婦の手紙と花束の贈呈が終わった後に行われるのが一般的です。招待した側を代表して、新郎の父が両家代表の挨拶をし、続けて新郎が二人を代表してお礼を述べる流れがよく見られます。最近は、新郎だけが謝辞を述べる式や、新郎新婦が二人で一言ずつ話す式も増えています。
新婦の手紙と花束の贈呈の場面で、両親に子育て感謝状を手渡し、その直後に謝辞へ移る進行もよく見られます。誰が話すかは、両家で早めに決めておきます。父親が高齢の場合や、事情があって話せない場合は、新郎の伯父など親族の代表が両家を代表することもあります。
謝辞の構成
| 順番 | 言うこと | 2分(約600字)のときの目安 |
|---|---|---|
| 名乗り | 「新郎の〇〇でございます」 | 50字ほど |
| 出席とお祝いへのお礼 | 「本日はご多用の中、私たち二人のために…」 | 100字ほど |
| 二人の思い・エピソード | 出会いや、支えてくれた人への感謝を一つ | 200字ほど |
| 今後のお願い | 「未熟な二人ですが、今後とも…」 | 150字ほど |
| 結び | 「皆さまのご健康とご多幸をお祈りいたしまして…」 | 100字ほど |
字数は1分に300字ほどで話したときの一般的な目安です。
謝辞で大切なのは、ゲストへのお礼をはっきり伝えることです。二人の思いやエピソードは一つに絞り、会場の誰が聞いてもわかる話にします。両家代表の挨拶の後に話す場合は、同じお礼を重ねて述べるより、二人のこれからの決意を中心にすると、挨拶の役割が分かれて聞きやすくなります。
謝辞を作る
話す人と長さを選び、名前を入れると謝辞の下書きができます。両家代表の挨拶では、両家の姓を入れると名乗りに入ります。
挨拶メーカーを読み込んでいます…
新郎の謝辞の例文(2分ほど)
例文の「三年」や準備の話は、二人の実際の出来事に置き換えてください。両親への感謝を新婦の手紙で詳しく伝えた後なら、謝辞では一言にとどめても気持ちは伝わります。
両家代表の謝辞(短い例文)
両家代表の挨拶の話し方や、新婦の父が代表を務めるときの例文は新郎の父・新婦の父の挨拶にまとめています。
長さの目安
謝辞は2〜3分ほどが一般的な目安で、1分に300字ほどの速さで話すと、2分は約600字、3分は約900字になります。披露宴の終わりは時間が押しやすいので、司会者から短くするよう頼まれたときに備えて、エピソードを抜いた1分ほどの形も用意しておくと慌てません。
緊張すると話す速さは遅くなりがちです。声に出して時間を計り、目安より少し短めに仕上げておくと、当日に間をとる余裕が生まれます。
カンペの作り方
謝辞の原稿は、手元のカードを見ながら読んで構いません。読みやすいカンペにするこつは、文の終わりで行を変えること、息つぎをする段落の間に印を入れること、字を大きくすることの三つです。上のメーカーでは、はがき、A5、A4を二つ折りにした大きさから選び、縦書きか横書きで、文の終わりで行を変え、段落の間に「(間をとる)」と入れたカンペを印刷できます。
はがきの大きさは片手で持ちやすく、マイクを持ったままでも読めます。A4を二つ折りにすると、開いたときに二面が見えるので、めくる回数が減ります。印刷したら、カードの右下の番号の順に重ね、話す前に一度読み通しておきます。
避けたい言葉
謝辞でも、「切れる」「終わる」などの言葉や、「重ね重ね」「くれぐれも」などの重ね言葉は避けるのが一般的です。「最後になりましたが」は「結びに」、「お忙しい中」は「ご多用の中」と言い換えると、気にする人がいても安心です。言い換えの一覧は結婚式スピーチの忌み言葉とNGワードで確かめられます。
よくある質問
- 謝辞は新郎と両家代表の両方が必要ですか。
- どちらか一方でも構いません。両方が話す場合は、両家代表がお礼を、新郎が二人の決意を中心に話すと重なりません。
- 謝辞の原稿を読み上げてもよいですか。
- 構いません。ゲストに顔を向ける回数を増やせるよう、大きな字のカンペにしておくと読みやすくなります。
- 謝辞で新婦も話してよいですか。
- 新郎の謝辞の後に、新婦が一言お礼を添える形も増えています。式場の進行に合わせて決めます。
出典・確認日
披露宴の進行と挨拶の順番:結婚式場の披露宴の進行例(ホテル)、結婚式場の披露宴のプログラム解説(2026年10月23日確認)。進行は式場と両家によって違います。
話す速さ:1分に300字ほどは原稿を読み上げる速さとして広く使われる一般的な目安で、特定の調査の数字ではありません(2026年10月23日確認)。挨拶メーカーの文面はこのサイトで書いたものです。