しきたりノート

引っ越し祝い・新築祝いののし|表書き・蝶結び・名前・時期

引っ越し祝い・新築祝いの掛け紙は紅白の蝶結びに「御新築御祝」や「御引越御祝」です。

水引の下に贈る人の名前を入れ、新居に移ってから1〜2か月以内に贈るのが一般的です。招かれた場合はその日に持参します。

項目新築祝い・引っ越し祝い
表書き御新築御祝・御新居御祝・御引越御祝・御祝
名入れ贈る人の氏名
水引紅白 蝶結び
のしあり
内のし・外のし手渡しは外のし、配送は内のしが多い
贈る時期新居に移ってから1〜2か月以内(招かれた場合はその日)
地域差・補足火を連想させる品(灰皿、ライター、赤いもの)は避ける人が多いです。

新築と引っ越しで表書きを変える

家を新しく建てた方へのお祝いには「御新築御祝」、マンションや中古の住宅を購入した方には「御新居御祝」、賃貸の住まいへ移った方には「御引越御祝」と書くのが一般的です。どれに当たるか分からないときは「御祝」とすれば失礼にはなりません。

表書きを状況に合わせると、相手の事情をよく分かったうえで贈っていることが伝わります。新築の家ならではの「御新築御祝」は、家を建てた方にとって特にうれしい言葉といえます。

蝶結びを使う理由

新築や引っ越しは、人生で何度あってもよいお祝いと考えられています。そのため、ほどいて何度でも結び直せる紅白の蝶結びの水引を使います。結婚祝いのような結び切りは使わないのが一般的です。

のしはお祝いのしるしとして掛け紙の右上に付けます。品物を新居に持参するなら外のし、通販などで配送するなら内のしにすることが多いです。

名前の書き方

水引の下の中央に、贈る人のフルネームを入れます。夫婦で贈るなら夫のフルネームの左に妻の名前を並べ、家族として贈るなら「〇〇家」とする書き方もあります。職場の同僚で贈る場合は「〇〇部一同」などとまとめ、誰が贈ったかは添えるカードに書くと分かりやすくなります。

贈る時期と、避けたほうがよい品物

引っ越しや新築のお祝いは、新居に移ってから1〜2か月以内に贈るのが一般的です。引っ越し直後は荷ほどきで忙しいため、少し落ち着いたころに届くようにすると相手の負担になりません。新居のお披露目に招かれたときは、その日に持参します。

品物は、火事を連想させるライターや灰皿、ストーブ、赤い色のものを避ける人が多いです。また、壁に穴を開ける必要がある時計や絵画は、相手の好みもあるため事前に聞いておくと安心です。現金で贈る場合の封筒の書き方は新築祝い・引っ越し祝いの封筒にまとめています。

お返しの「新築内祝」の掛け紙

新築祝いや引っ越し祝いをいただいた側がお返しをするときは、紅白の蝶結びの掛け紙に「内祝」または「新築内祝」と書きます。名入れは家の姓にするのが一般的です。新居に招いて食事などでおもてなしをした場合は、それをお返しとして品物を省くこともあります。

お返しの時期は、新居に移ってから1〜2か月以内が目安です。新居の写真を添えたお礼状を同封すると、新しい住まいの様子が伝わり、相手にも喜ばれます。お返しの掛け紙の考え方は内祝いののしで詳しくまとめています。

引っ越し祝いの掛け紙をお店に頼むとき

百貨店やギフトのお店では、用途を「新築祝い」「引っ越し祝い」と伝えれば紅白の蝶結びの掛け紙を用意してもらえます。表書きを「御新築御祝」「御新居御祝」「御引越御祝」のどれにするか、名入れを誰の名前にするかを、注文のときに紙に書いて渡すと間違いが防げます。観葉植物や花を贈る場合は、鉢に立て札を付けてもらう方法もあります。

立て札の名前も、掛け紙と同じく贈る人のフルネームにするのが一般的です。

よくある質問

引っ越し祝いをいただいたら、お返しは必要ですか。
新居に招いておもてなしをした場合はお返しを省くこともあります。招いていない方には、いただいた額の半額ほどの品を「内祝」として贈るのが一般的です。
家を建てた親戚に「御新居御祝」と書いてもよいですか。
間違いではありませんが、新しく家を建てた場合は「御新築御祝」のほうが状況に合っています。
転勤による引っ越しにもお祝いを贈りますか。
転勤による引っ越しはお祝いというより餞別の意味合いが強く、「御餞別」として贈ることが多いです。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。