しきたりノート

招待状の返信にイラストを描くときのマナー

親しい友人の式なら、返信面の空いたところに小さなイラストを添えるのは一般的になっています。

イラストを添えてよい相手

項目考え方・補足
友人の式ではイラストも一般的になっている親しい友人の式では、返信ハガキの空いたところにイラストを添える人が増えています。
上司や親戚の式では控える目上の人や年配の親族には、遊びが過ぎると受け止められることがあるため、文字だけにするのが無難とされます。
宛名面には描かない郵便の配達に使う面なので、イラストは返信面だけにするのが一般的です。
欠席のときは控えめに欠席の返信に華やかなイラストを描くと、はしゃいでいる印象になるとして控える人が多いです。

返信ハガキへのイラストは、新郎新婦が見て楽しめる遊び心として広がってきました。学生時代からの友人や、普段から手紙やカードをやり取りしている相手なら、喜ばれることが多いでしょう。一方で、招待状の差出人が両親の名前になっている式や、職場の上司の式では、家族や年配の方の目にも触れるため、控えめにしておくのが一般的です。

迷ったときは、新郎新婦と自分がどのくらい親しいか、ハガキを両家の家族が見る可能性があるかの二つで考えると判断しやすくなります。

描く場所と大きさ

イラストを描くのは、出欠や名前を書いた返信面の余白です。メッセージ欄の横や、「御出席」「御欠席」のまわりの空いたところが選ばれます。新郎新婦は返信ハガキを見て人数や名前を確かめるので、文字の上に絵が重ならないようにします。どこが余白になるかは、招待状の返信の書き方の見本で、メッセージ欄の位置を見ながら決めると迷いません。

大きさは、ハガキの四隅のどこかに収まる程度か、メッセージの周りを囲む細い飾り程度が目安です。返信面いっぱいに描くと、出欠の丸や二重線が見づらくなることがあります。

簡単に描けるイラストの例

絵が得意でなくても描きやすいのは、線だけで描ける小さなモチーフです。ハートや花、リボン、ウエディングケーキ、鐘、乾杯するグラスなどは、丸や三角を組み合わせるだけで形になります。出席の丸のまわりに花びらを足して花の形にしたり、「出席」の文字を小さな音符で囲んだりする人もいます。

新郎新婦の似顔絵を小さく描く人もいますが、似ていなくても笑い合える間柄のときにとどめておくと安心です。二人の共通の趣味や、出会ったきっかけにちなんだモチーフを選ぶと、自分らしさが出ます。

いきなり本番のハガキに描くのが不安なら、同じ大きさに切った紙で一度練習してから清書すると失敗が減ります。鉛筆で薄く下書きをして、インクが乾いてから消しゴムをかける方法もありますが、強くこすると紙が毛羽立つので、下書きはごく軽くしておきます。描き終えたら、出欠の丸や名前がきちんと読めるかを少し離れて見直すと安心です。

色と道具、避けたいもの

色は、ピンクや黄色、水色など明るい色のペンを使う人が多く、金や銀のペンで縁取ると華やかになります。文字は黒で書き、イラストだけに色を使うと全体が読みやすくまとまります。シールやマスキングテープを貼る人もいますが、郵便の機械を通るときにはがれないよう、厚みのあるものは避けます。

避けたいとされるのは、別れや終わりを連想させる絵、ドクロのような不吉なモチーフ、黒一色の大きな絵などです。欠席の返信に華やかな絵を描くと、残念がっていないように見えると受け止める人もいるため、欠席のときは控えるか、小さな花を一つ添える程度にしておきます。

よくある質問

イラストを描くとマナー違反になりますか。
親しい友人の式なら、一般的には失礼とは受け止められません。上司や親戚の式では文字だけにする人が多いです。
宛名面に絵を描いてもよいですか。
宛名面は郵便の配達に使う面なので、描かないのが一般的です。
メッセージも書いたほうがよいですか。
イラストだけでなく、お祝いの一言を添えるのが一般的です。文例は招待状の返信メッセージ 文例にまとめています。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。