しきたりノート

職場で出す出産祝い

職場の出産祝いは、一人1,000〜3,000円ほどを集めて切りのよい合計にし、部署の連名で贈るのが一般的です。

表書きは「御出産御祝」とし、三人までなら名前を並べ、四人以上なら「〇〇部一同」と書きます。休業中の人には住所を確かめてから配送します。

職場で出す出産祝いの目安

項目考え方・補足
一人分1,000〜3,000円ほどで、役職が上の人が多めに出すこともあります。
合計5,000円、1万円、2万円など切りのよい額にそろえ、端数は幹事が調整するか品物に回します。
表書きと名前「御出産御祝」と書き、三人までなら名前を並べ、四人以上なら「〇〇部一同」とします。
中袋全員の名前と一人ごとの金額を書いた紙を入れると、相手が内祝いを用意しやすくなります。
上司への出産祝い個人ではなく部署の連名で贈り、品物を中心にすると、相手に気をつかわせずにすみます。
休業中の人へ本人に住所と受け取りやすい日を確かめてから配送するか、職場に挨拶に来たときに手渡します。

職場の出産祝いは、まず幹事を一人決めて、誰に声をかけるかを部署やチームの単位で決めるところから始まります。一人分は1,000円から3,000円ほどが一般的な目安で、役職が上の人に少し多めに出してもらうこともあります。集まった額は5,000円、1万円、2万円のように切りのよい合計にそろえ、端数が出たら幹事が調整するか、品物の費用に回します。金額を全員そろえるか役職で差をつけるかは職場ごとの慣習があるので、過去に同じような集め方をしたことがあれば、それに合わせると角が立ちません。

現金にするか品物にするかも、相談して決めます。現金ならご祝儀袋に入れ、品物ならおむつやカタログギフトのように相手が使い道を選べる物がよく選ばれます。お金の向きや新札の用意についてはご祝儀袋へのお金の入れ方を参考にしてください。

表書きと名前、中袋の書き方

袋の上段には「御出産御祝」と書き、水引の下に贈る人の名前を入れます。三人までなら右から役職の高い順に名前を並べ、四人以上になる場合は「〇〇部一同」や「〇〇課有志」のようにまとめます。まとめて書いたときは、全員の名前と一人ごとの金額を書いた別紙を中袋に入れておくと、受け取った側が内祝いを用意するときに誰へ何を返せばよいかが分かります。連名の並べ方の基本はご祝儀袋の連名の書き方でまとめています。

部署から上司へ贈るとき

上司の家に赤ちゃんが生まれたときは、部下が個人で現金を贈ると、目上の人に対してかえって失礼だと受け取られることがあります。そのため、部署の連名にして、現金よりも品物を中心にするのが一般的です。添えるカードは丁寧な言葉づかいにし、職場の皆からのお祝いであることが分かるように書きます。

休業中の同僚への渡し方とタイミング

出産した本人はすでに休業に入っていることが多いので、渡し方を先に決めておきます。本人か、本人と連絡をとっている人に住所と受け取りやすい日を確かめてから配送するのが一般的です。住所を職場の名簿から勝手に調べて送るのは避けます。赤ちゃんを連れて職場に挨拶に来る予定があるなら、そのときに手渡しても構いません。

贈る時期は、出産の知らせを受けてから生後1か月ごろまでが目安です。知らせがないうちに先回りして準備を進めると、相手に気をつかわせることがあるので、本人か上司からの報告を待ってから動きます。

個人でも贈るときと会社の祝い金

特に親しい同僚には、部署の連名とは別に個人でもお祝いを贈る人がいます。その場合は、連名の分と合わせて相手のお返しが重くならないよう、小さな品物やカードにとどめるのが一般的です。会社の制度として支給される出産祝い金は福利厚生の一つで、職場の有志が出すお祝いとは別の扱いになります。制度の祝い金があるからといって有志のお祝いを省く必要はありませんが、職場の慣習に合わせて決めます。

連名で贈る理由

職場で個人がそれぞれ贈ると、金額に差が出たり、受け取った側が一人ひとりにお返しを用意したりと、互いの負担が大きくなります。連名にまとめれば、贈る側は少ない負担で気持ちを形にでき、受け取る側も職場向けの内祝いを一度で済ませられます。こうした事情から、職場のお祝いは部署単位でまとめる形が広く定着しています。

よくある質問

職場の出産祝いは一人いくら出せばよいですか。
1,000円から3,000円ほどが一般的な目安です。合計を切りのよい額にそろえるため、幹事が一人分を決めて声をかける形が多く見られます。
連名の人数が多いとき、袋には誰の名前を書きますか。
四人以上なら「〇〇部一同」などとまとめ、全員の名前を書いた紙を中袋に入れます。
男性の同僚に子どもが生まれたときも贈りますか。
職場の慣習によりますが、贈る職場も多く見られます。女性の同僚のときと同じように、部署の連名で贈る形が一般的です。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。

金額の目安:特定の調査ではなく、一般的な目安として示しています。