しきたりノート

出産祝いの品物の選び方

出産祝いの品物は、おむつのような消耗品や少し先のサイズの肌着など、ほかの人と重なりにくく、使い道に困らないものが喜ばれやすいとされます。

男の子か女の子かで色を分けるより使いやすさを優先し、迷うときは相手に欲しい物を聞くか、カタログギフトや現金にする人も多いです。

本気で喜ばれる品物の条件

赤ちゃんが生まれた家には、親戚や友人、職場などからたくさんの贈り物が届きます。その中で役に立ったと言われやすいのは、毎日使って減っていくもの、すぐには使わなくても数か月後に出番が来るもの、そしてほかの人と重なりにくいものです。見た目のかわいさだけで選ぶと、同じような服やおもちゃがいくつも並んでしまうことがあります。

いちばん確かなのは、相手に直接聞くことです。親しい間柄なら「必要な物はある?」と気軽に尋ねても失礼にはあたらず、むしろ助かったと感じる人が多いとされます。聞きにくい相手の場合は、消耗品や少し大きめのサイズの服を選ぶと外れにくくなります。

項目考え方・補足
おむつ何枚あっても使う消耗品です。サイズは新生児用より一つ大きいものが無駄になりにくいとされます。
肌着・ベビー服生まれてすぐの服はもらう機会が多いので、70〜80サイズの少し先の季節に着るものが重なりにくくなります。
スタイ(よだれかけ)洗い替えが要るので、いくつあっても困らない品です。
おくるみ外出や寝かしつけに使えます。季節に合う素材を選びます。
絵本・布のおもちゃ長く使えるもので、上の子がいる家にも喜ばれやすい品です。
カタログギフト相手が必要な物を選べるので、ほかの人と品物が重ならずにすみます。
商品券・ギフトカード使い道を相手に任せられます。目上の人には現金と同じく控える人もいます。

カタログギフトは、受け取った家族が自分たちに必要な物を選べるので、品物が重なる心配がありません。何を贈るか決めきれないときや、相手の好みが分からないときに選ばれることが多く、職場の連名で贈る品としても使われています。

予算の目安は関係によって変わります。金額の考え方は出産祝いの相場(関係別)で、兄弟・姉妹から職場の連名まで並べています。

男の子・女の子で品物を変えるか

性別に合わせて色を選ぶ人もいますが、一般的には色よりも使いやすさや肌ざわりを優先するほうが喜ばれやすいとされます。白やベージュ、淡い黄色や緑などの性別を問わない色なら、二人目以降に性別の違う子が生まれても使い回せます。性別をまだ聞いていないときも、こうした色を選んでおけば困りません。

二人目以降のとき

二人目以降の家には、上の子のときの服やおもちゃが残っていることが多いです。そのため、おむつやおしりふきのような消耗品、季節の違う服など、お下がりでまかなえないものが役に立ちます。上の子に小さなお菓子や絵本を添えると、赤ちゃんばかりに注目が集まりがちな時期に、上の子もうれしい気持ちになれます。

現金と品物のどちらにするか

現金は使い道を相手に任せられる一方で、目上の人に現金を贈るのは控えるという考え方があります。上司や年長の親戚には品物にするか、部署や家族の連名でまとめるとよいでしょう。友人やきょうだいなど親しい相手なら、希望を聞いたうえで現金にするか品物にするかを決める人が多く、どちらでも気持ちは伝わります。品物に掛け紙をかけるときの書き方は出産祝いののしにまとめています。

避けたい品物

項目考え方・補足
新生児サイズだけの服すぐに着られなくなり、ほかの人からも届きやすいため重なりがちです。
大きな物(ベビーベッド、ベビーカーなど)置き場所や好みがあるため、贈るなら事前に相手の希望を聞きます。
香りの強い物赤ちゃんや産後の母親には刺激になることがあります。
手作りの品親しい間柄なら喜ばれますが、好みが分かれるため、相手との関係で決めます。

避けたい品物といっても、贈ってはいけない決まりがあるわけではありません。親しい相手から事前に頼まれた物なら、大きな物でも手作りの品でも問題なく喜ばれます。

消耗品が選ばれるようになった理由

かつての出産祝いは、産着やおもちゃなど形に残る品が中心でした。今は住まいが狭くなったことや、子育てに必要な物を親が自分で選びたいと考える人が増えたことから、使ってなくなる品や選べる品が好まれるようになったと言われます。形に残る物を贈りたいときは、名前を入れられる小物や長く読める絵本のように、置き場所をとらないものにすると相手の負担になりません。

よくある質問

おむつはどのサイズを贈ればよいですか。
新生児用はすぐに小さくなるので、一つ大きいSサイズを選ぶ人が多いです。メーカーによって合う合わないがあるため、気になるときは相手に使っている種類を聞いておくと安心です。
出産前に品物を贈ってもよいですか。
一般的には、無事に生まれたと知らせを受けてから贈ります。出産前に贈るのは、万一のことを考えて控える人が多いとされます。
品物と現金を両方贈ってもよいですか。
両方を合わせて関係に合う金額の目安に収めれば問題ありません。合計が大きくなると、相手のお返しの負担も増えることを考えて決めます。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。

金額の目安:特定の調査ではなく、一般的な目安として示しています。