しきたりノート

喪服はユニクロで揃えられる?略喪服として使える組み合わせ

量販店の黒い服でも、略喪服として使える組み合わせは作れます。

選ぶ基準は「黒無地・光沢なし・装飾なし」の三つです。ただし、葬儀・告別式で準喪服が求められる場面では、礼服の深い黒との違いが目立つことがあります。このページでは特定の店や商品ではなく、どの店でも使える見分け方を説明します。

量販店の服で喪服を揃えるときの基準

項目考え方・補足
黒無地・光沢なし・装飾なしの三つを満たすものを選ぶ量販店の服で略喪服を揃える場合も、この三つがそろえば控えめな装いになります。特定の店や商品が喪服に向くかどうかは、店頭で生地と色を確かめて判断します。
組み合わせの例女性は黒のワンピースか黒のブラウスと膝下丈のスカートに黒のカーディガン、男性は濃紺か黒の無地スーツに白いシャツと黒無地のネクタイが一般的な略喪服の組み合わせです。
避けたいもの光沢のある素材、ロゴや大きな柄、透ける素材、短すぎる丈、スニーカーやサンダルは、略喪服としても避けるのが一般的です。
準喪服の代わりにはなりにくい量販店の黒い服は礼服の深い黒と並ぶと色の違いが目立つことがあるため、葬儀・告別式では礼服を借りるか用意する人が多いです。

手頃な価格の店で喪服の代わりになる服を探す人は多く、検索でもよく調べられています。結論から言えば、法事や平服指定の場面など、略喪服でよいところでは十分に使える場合があります。一方で、喪主や近い親族として葬儀に出る場合は、礼服の専門売り場で準喪服を用意するほうが安心です。

大切なのは、店の名前ではなく、手に取った服そのものを確かめることです。同じ店でも素材や色の出方は商品ごとに違い、季節によって入れ替わります。ここで紹介する見分け方を使って、売り場で一着ずつ確認してください。

売り場で確かめたい五つの点

  1. 黒の深さ:明るい照明の下で、手持ちの黒い服や店内の別の黒い商品と並べ、灰色がかって見えないかを比べます。
  2. 光沢:布を少し傾けて光を当て、テカりが出ないかを見ます。サテンやポリエステルの光沢が強いものは避けます。
  3. 素材:洗濯表示や素材表示で、透けやすい薄手の生地でないかを確かめます。裏地の有無も見ておきます。
  4. ロゴや装飾:小さなロゴやボタン、ファスナーの金具が目立たないかを確認します。
  5. 丈:女性のスカートやワンピースは膝が隠れるか、座っても膝が出ないかを試着して確かめます。

避けたいアイテム

ニットやカットソーは、柔らかく見えて普段着の印象が強くなりがちです。ジャケットを羽織るなど、改まった形に整えるのがおすすめです。ジーンズ素材、スニーカー、リュック、レースや透け感のあるトップスは弔事の場では目立ちます。黒いタイツやストッキングも、厚さや色が場面に合うかを確認します。

準喪服を用意したほうがよい場面

喪主や遺族として葬儀に出る、親族の葬儀に参列する、仕事関係で目上の方の葬儀に行く、といった場面では、礼服売り場の準喪服が無難です。何度も着る予定がなければ、喪服レンタルで一式を借りる方法もあります。法事や平服指定の会なら、ここで紹介した基準で選んだ服で十分なことが多いです。略喪服の考え方は略喪服とはにまとめています。

手持ちの服と組み合わせるときのコツ

新しく買う前に、手持ちの黒い服をすべて並べてみると、色の深さや素材の違いがよく分かります。上下を別々の店で買った服でも、光沢がなく色味が近ければ組み合わせられます。女性は黒のワンピースに同じ黒のカーディガンやジャケットを重ねるとまとまりが出ます。男性は黒いパンツとジャケットの色がずれやすいため、上下そろいのものを選ぶほうが安心です。

買ったあとは一度洗濯や着用をしてみて、色落ちや毛玉が出ないかを確かめておくと、当日になって慌てずに済みます。

家族の分をまとめて揃える場合は、全員の黒の色合いが大きくずれないよう、同じ日に同じ売り場で選ぶと並んだときにまとまって見えます。子どもの服は成長が早いため、手頃な価格のものを必要なときに揃える家庭も多いです。

よくある質問

黒のパンツと黒のジャケットを別々に買っても大丈夫ですか。
上下で黒の色合いや光沢が違うと目立つことがあります。同じ売り場で並べて比べてから選ぶと安心です。
量販店の服で葬儀に出ても失礼になりませんか。
どこで買ったかは問題になりません。色・光沢・形が場にふさわしいかどうかで判断されます。
男性のシャツやネクタイも量販店でよいですか。
白無地のシャツと黒無地のネクタイであれば、店を問わず使えます。光沢のあるネクタイは避けます。
黒のニットのワンピースは喪服の代わりになりますか。
法事や平服指定の会なら、光沢のない無地で丈が十分あれば使えることもあります。葬儀・告別式では、生地のしっかりした準喪服のほうが場に合います。

出典・確認日

表書き・水引・墨・お札などのしきたり:一般的な慣習をまとめたもの(2026年10月14日確認)。